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「Aさん、3番テーブルで。」
耳元でボーイが囁く。
『会長、また来てくださります？』
「当たり前じゃないか。キミほど綺麗な子を見たことは無いよ」
するりと私の腰に手を添えようとした会長から少し距離をとって、ふわりと微笑めば、微笑み返される。
うちのお店には、そこらのナイトワークとは違うのだ。お触りもアフターのホテルインも厳禁だ。
そんなに安売りしていい場所じゃないんだって、オーナーは私に言った。
体を売らなくてもいい。お客様の質がいい。それは本当に恵まれた環境。
ボーイの掛け声通りに3番テーブルに向かえば、銀髪の髪がかきあげられたヘアスタイルの男性と、体が大きいオジサン。いつもくる社長だ、あとはそんなに偉い人達ではないんだろうと想像出来る男性が数名。
『お久しぶりですね、社長。今日は随分と大人数で』
「せっかくの会だ。キミがいる場所を選ばない理由がないよ」
クスクスと笑いながら私を手招きするから、社長の隣、銀髪の男性の間に腰を下ろす。後輩の子達が両サイドに入っていくのを見届けながら社長の手におしぼりを渡す。
「今日は私じゃなくて、彼の接待をしておくれ」
『ふふ、私は全ての人に最高の接客をしますよ？』
「これだからキミを指名せずには居られない」
笑ってる社長を他所目に、隣の男性におしぼりを渡せば少し切れ長な瞳はじーっと私を見つめる。
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yumiya(プロフ) - 愛のアンパンマングミさん» そんな風にお話が広がるの凄く嬉しいです！コメントまでありがとうございました。 (2021年6月7日 0時) (
レス) id: 0a6f74126a (このIDを非表示/違反報告)
愛のアンパンマングミ - yumiyaさん» 友達にオススメされてきました、面白いです！ (2021年6月6日 15時) (レス) id: 66b146e57e (このIDを非表示/違反報告)
yumiya(プロフ) - ゆいさん» ジミンさんに拾ってもらえる世界線望みますよね…。コメントありがとうございますm(__)m (2021年5月9日 22時) (レス) id: 0a6f74126a (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - すごく面白かったです!!こんなこと現実でおきたらいいのに(;-;) (2021年5月9日 20時) (レス) id: 74107fe4a5 (このIDを非表示/違反報告)
yumiya(プロフ) - NAな海さん» ありがとうございます！！またいつか、こちらの2人に会いたくなった時にもしかすると、、そういうことがあるかも知れないです！約束は出来ませんが、いつも読んでくださるNAな海様には感謝しております。 (2021年5月3日 1時) (レス) id: 0a6f74126a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yumiya
| 作成日時：2021年2月22日 2時
