テヒョンさん、教えてください。

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『っ、……！』





TH「ん…、…ふふ、Aちゃん、おはよう」





ビクッと、ほんの少し指先が触れただけなのに、ゆっくりと目を開けた彼は私を見つめてふわりと笑い大切な人にするみたいに腕をぎゅっと引き寄せて強く強く抱きしめられる。







『お、おはようございます…テヒョンさん』






これじゃまるで彼女みたいで、…。うぬぼれるな。と自分でも分かっているくせに馬鹿みたいに心臓が高鳴る事に驚いてる。





TH「あれ、…昨日の事覚えてない？」





『へ…？』




あ、あんな激しいこと覚えてないわけがないのに、そんな風に言う彼に不思議に思う。






TH「テヒョンって呼んでって言わなかったけ？」





拗ねるみたいに唇を尖らす彼に、慌ててテヒョン！と言い換えればそれはそれは嬉しそうに笑う彼に心臓がギューッと締め付けられる。






やだ、なんか。…






自分でも嫌な予感をしつつ、スルーする。この一線を変えなくていいように。






それなのに、…





TH「んー、Aちゃんこれから毎日一緒に寝る？俺の抱き枕より抱き心地最高」




なんて、私を足でホールドして抱きしめてくるテヒョンさんにもう私の恋心なんて自覚せざる負えないなんて。私は自分が思ってるよりもかなりちょろいらしい。

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