ーーー ページ39
・
JN｢…辛かったね。頑張ったね。…苦しかったよね…｣
『っ、、………』
彼の言葉はまるで、あの時の私を慰めてるみたいでさっきまで平気になったと思っていた涙が溢れて止まらない。
JN｢…うん、頑張ったね。大丈夫。もう大丈夫だから、｣
優しい彼の声が余計に心を救ってくれるみたいに優しく暖かくじわりと広がっていく。彼の肩に顔をうずくめてわんわんっと泣く私を優しく抱きしめ続けてくれるソクジンさん。
『……、っ、』
トントンとやさしいリズムが背中を叩き始めると、それだけで落ち着く。
ソクジンさんはどこまでも優しくて暖かい。私なんかの為に、私の過去をも包みこもうとして抱きしめてくれるんだもの…。
彼だってあんな話を聞いたら引いたっておかしくない。気まずくたっておかしくは無いのに。
私が傷つかないように、まるで子供をあやすかのように優しく寄り添うソクジンさんの心が綺麗で涙は溢れて止まらない。
JN｢ゆっくりでいいよ。…いつか、いつか僕を見てくれる日が来れば…それは明日でも来年でも遠い未来でも構わない｣
耳元で聞こえる彼の声があまりにも力強くて、私の心は震えた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1782人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
yumiya(プロフ) - ユイナさん» 初めまして！Twitterでスピンオフを1話だけ出させていただきました！また機会があればそういうのも考えてみます。貴重な意見ありがとうございますm(_ _)m (2020年11月11日 3時) (
レス) id: 0a6f74126a (このIDを非表示/違反報告)
ユイナ(プロフ) - はじめまして^ - ^ 完結おめでとうございます！ 個人的に結婚したその後とか気になってしまいました^ ^ もし続きを書く予定がありましたら是非書いて頂きたいです！ (2020年11月11日 1時) (レス) id: a5ac47edfb (このIDを非表示/違反報告)
yumiya(プロフ) - キクヨウさん» 素敵なコメントありがとうございます！あちらでもよろしくお願いします(o_ _)o (2020年11月10日 23時) (レス) id: 0a6f74126a (このIDを非表示/違反報告)
キクヨウ(プロフ) - 完結おめでとうございます^^ お疲れ様でした。 次の作品も読ませていただきます。 (2020年11月10日 19時) (レス) id: 47351a6e4d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：yumiya
| 作成日時：2020年10月27日 23時
