ーー時計の針が24時を指す頃ーー TH

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｢おはようございますー…｣





『おはよ、ジョングクくん今日から普通シフト？』






｢やっとテスト地獄から抜け出せましたよ…、単位ギリギリほんと死にかけでした。｣






レジで項垂れているジョングクくんはコンビニバイトの後輩くん。現役大学生。勉学に励みながらお小遣い稼ぎをする彼とは割と仲がいい





テスト期間中いつも休みを取らないのに本当に留年の危機！なんて言って休みを取っていたから少し寂しくて嬉しくなりながら品出しに向かえばやっぱり誰も買わない品出しする必要も無い｢やる気のないコーラ｣に目がいく。






必然的に思い浮かぶのは最近友達になったテヒョンさん。あれからも何度かお誘いが来てはバイト終わりに食事に行ったり、映画を見たり。その度にせめてもと全部のお金を出してくれる彼は私がお金に困ってることを意識してくれてるみたい。





申し訳ないと何度もお金を渡しても、拗ねてしまうテヒョンさんだから最近はありがたく好意を受け取れば無邪気な笑顔を向けて笑ってくれる。






ここ数週間で彼のことを知っていけば少し子供っぽいところとかミステリアスな部分、はたまた天然ですか？なんて思えちゃうほどよく分からない行動がツボだったりして…、




出会い方はともかく、かなりいい友達を持った。

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