ーーー ページ1
・
｢またそんな写真見つめて、どこの誰かも分からないのに良くやるよ｣
呆れた顔で私を見つめる弟のジョングクは、心底理解できないというように私の手に握られている写真を取り上げる
JK｢この人に出会えたところで、どうなるのさ｣
『好きって伝えるのよ』
JK｢馬鹿じゃないの？結局この写真で描いた絵も世には出てないくせに｣
呆れてるみたいに机にポンっとほおり出された写真をまた手に取って見つめる。
スイスの綺麗な湖の前で、1人で本を片手に佇んでいる男性。スラーっと長い手足に高い身長。その体をふわりと包むかのような大きめ白のTシャツに色鮮やかな短パン。
英語の本をにぎりしめて、ただぼーっと何かを見てると言うよりもそこにいるだけのように見られたその彼に私は一目惚れをした。
思わず撮った写真。彼がどこの国の人なのか、英語の本を読むくらいだ海外の人なのかもしれない、ましてや場所はスイス。
ただ何も分からないのに、この写真に写る彼が好きでたまらないと思ってしまうのはどうしてか。彼を見た瞬間にこの絵が描きたいと思った。ただそれだけの事かも知れない…。
ただそれだけの事が、私にとっては特別な何かに思えて、彼の後ろ姿に恋をした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 675人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
yumiya(プロフ) - 河潤さん» なんて素敵な趣味をお持ちで！誤字多めですみません。直して起きました。ありがとうございます！ (2020年9月20日 0時) (
レス) id: 0a6f74126a (このIDを非表示/違反報告)
河潤 - お疲れ様です。私自身、写真を撮って絵にするのが趣味なので親近感がわいてしまいました！！！14ページなのですが、「壊そう」とNJが言うところが「怖そう」と表記されていましたよ！ また次と作品も楽しみにしております！ (2020年9月19日 22時) (レス) id: 33223aad0a (このIDを非表示/違反報告)
yumiya(プロフ) - アイ(名前)さん» できるだけリアルなナムさん意識してはいましたがそう言って頂けると嬉しい(T＿T)本当にお誕生日おめでとうございますですね。（笑） (2020年9月12日 14時) (レス) id: 0a6f74126a (このIDを非表示/違反報告)
アイ(名前)(プロフ) - ナムの１つ１つの動作が、あぁナムだ〜(笑)て思いながら読んでました(^^)とてもおもしろかったです！ナムセンイルチュカヘ〜(o^^o) (2020年9月12日 13時) (レス) id: ecb6679648 (このIDを非表示/違反報告)
yumiya(プロフ) - HiromixHiさん» コメントありがとうございます！最後までお付き合い頂けたこと感謝しておりますm(_ _)m (2020年9月12日 11時) (レス) id: 0a6f74126a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：yumiya
| 作成日時：2020年9月5日 0時
