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ふーっと深く息を吐いたあと、意を決して扉を3回ノックしてみる




TH「なに、」



テヒョンの低い声が聞こえた。


よかった、ちゃんと話せる。ほんとに怪我だけで済んだんだ。


『Aです。入っていい?』



そう問いかければテヒョンからの返事はない、



また悪いことがよぎる前にぐっと扉を開ければ鍵はかかってなかったみたいで、扉は素直に開いた。



TH「A…」



目を大きく見開いたテヒョンは、本当に心底驚いてるみたいで、ベットに座りながら壁に持たれているその手は包帯で巻かれてた。




『テヒョン…心配したのよ?腕、大丈夫?』




TH「っ…ごめん大丈夫だよ、」



力なく笑うテヒョンに胸がギュッと締め付けられる



TH「座ったら?」


テヒョンはベットをポンポンと叩いてくれるから、言葉に甘えて腰掛ける。




『テヒョン……どうして、連絡返してくれなかったの?』



怖くて、でもどうしても知りたかった事。


TH「っ……ごめん、」



『謝らないで?無事で居てくれるだけで私は大丈夫(笑)』


よしよしって、テヒョンのフワフワの髪を撫でてあげれば少しだけテヒョンの瞳が潤んでるように感じた。



TH「携帯、見てなくて………見れなくてさ」



『え?』


TH「俺、結構前から誹謗中傷的な事が酷くなってきてて…ほかのメンバーもよくある事だし、アイドルやってたらどうしてもサセンとかそういうのも仕方ないことだから、」



俯いてしまうテヒョンの片手をそっと握る



TH「俺はほかのメンバーとは違って、ダンスがとびきり上手い訳じゃなかったし、歌も上手いわけじゃなかったし、努力することもそんなに好きじゃなかった」


でもね?なんて、私と視線を合わせてくれたテヒョンの瞳には溢れるそうになる涙が溜まってた

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設定タグ:BTS , テヒョン , 防弾少年団   
作品ジャンル:恋愛
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yumiya(プロフ) - 本屋と図書館とガソリンスタンドの匂いが好きさん» 確かに、わりと強気な女の人設定ではあるのですが、(--;)テヒョンさんの魅力にかなりやられてるんだなーと思っていただければ幸いです(▼ヘ▼; (2020年6月9日 14時) (レス) id: 0a6f74126a (このIDを非表示/違反報告)
本屋と図書館とガソリンスタンドの匂いが好き(プロフ) - あれ?主人公がテヒョンになびくの早くないですか!?簡単に体触らしてるしw (2020年6月9日 11時) (レス) id: f760c82735 (このIDを非表示/違反報告)
yumiya(プロフ) - ひなひなさん» ご指摘ありがとうございます。訂正致しましたm(_ _)m (2020年6月8日 19時) (レス) id: 0a6f74126a (このIDを非表示/違反報告)
ひなひな - 気おつけて、ではなく気をつけてではないですか? (2020年6月8日 17時) (レス) id: e21953f802 (このIDを非表示/違反報告)
yumiya(プロフ) - ペジュさん» 完全に私よがりな設定ではありますが喜んで頂けて大変嬉しいです!コメント有難うございます!<(_ _)> (2020年6月6日 20時) (レス) id: 0a6f74126a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:yumiya | 作成日時:2020年6月6日 2時

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