ｰｰinitiativeｰｰ TH

初夜 ページ36

『お、驚かせないで！』



パチンっと腕を叩けば大層に痛いふりなんかして、天下のアイドルに手を出すなんてー。とか言い始める




『もう、いいから…ほら、ベットいくよ、』



｢ん、｣


そういって、手を差し出してくるテヒョン




『なによ、』



｢ん、｣



『だからなによ！』



｢一緒にねて？テヒョン。からの手を繋いで寝室に連れ込んでくれる設定ないと行かないよ？｣




『あんたね！』



｢いいんだよ、俺はここで寝たって｣




どうするの？ほら、いいのかなぁ？いいの？大丈夫？ひとりでねれる〜？なんて煽ってくるテヒョンに今回ばかりは後悔することも分かっているし実際してこうなってる訳だから、




テヒョンの手をぎゅっと握って



『テヒョン？寂しいから一緒にねよ？』




そう言えば満足気に笑って、自ら私の手を引いて寝室に入るのがなんとも可笑しくて、笑いが込み上げてきた




｢なにわらってるの、いまからいい雰囲気になる所なのに｣




なんて、突然色気のある声と顔でそんな言葉を囁かれるから体が固まる…



お恥ずかしいながらに言いますが、付き合って3ヶ月…わりと大人な私たちはまだそういうことをしていません……

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