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日曜日になって、俺はAちゃんと待ち合わせた場所に向かう。
電車には浴衣を着た人がたくさんいる
Aちゃん浴衣着てくるんかな
着てきてほしいわ
待ち合わせ時間の15分前に到着した俺は、Aちゃんをまつ。
５分くらい待って、はやつくきすぎたなと思ってたら
前からAちゃんが歩いてくるのが見えた
Aちゃんはがいるとは思ってないみたいで俺に気づいてない
Aちゃんは紺色で蝶が描かれた浴衣を着てる
電車で見た誰よりも綺麗
ちょっと近づいた時に俺に気づいて、小走りで俺の方にくる
A「ごめんね、待たせちゃった」
「ううん、俺が早く着きすぎただけやから」
近くで見たらもっと可愛い
「似合ってる、浴衣。可愛い。」
A「ありがとう」
照れたようにはにかむAちゃんが本当に可愛くて
抱きしめたくなるけどさすがに我慢
「行こう」
A「うん」
そう言って二人で屋台がある方に歩く
A「かき氷食べよう！」
A「わたあめ！」
A「射的やりたい！」
子供みたいにはしゃぐAちゃんが可愛くて
Aちゃんがやりたいことは全部付き合ってあげたくなる
A「あー外れちゃった…」
射的で的に当たらなくて悲しそうな顔をしてる
「俺が仇うったる」
そう言ってAちゃんが狙ってた的を狙う
俺がうった球は狙い通りの的を倒す
A「わーすごい！！！錦戸くんすごいよ！」
『はい、よかったね、彼氏がとってくれて』
屋台のおっちゃんがそう言ってAちゃんが欲しがってた景品をAちゃんに渡す
A「やったー、ありがとうございます！」
"彼氏"って言葉に反応したのは俺だけのようで、Aちゃんは嬉しそうで気づいてない
A「ありがとう、錦戸くん」
「全然」
いつか彼氏になったるわ
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作者名：Hiyori* | 作成日時：2016年8月7日 20時
