一目惚れ（黄） (ページ11)

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早速その日の放課後に集まりがあって

1年の体育祭実行委員が全員自己紹介をする。

「1組の安田章大です、よろしくな～」

愛想良さそうなやつ。

Aちゃんとさっき仲よさそうに喋ってたやつ。

「1年1組(人1)Aです、宜しくお願いします！」

緊張しながら自己紹介する。

あ～～～かわいい

「1年2組大倉忠義です、よろしく～！」

うわ、次俺やん最悪

「2組、錦戸亮、よろしく」

こういうのが苦手な俺はぶっきらぼうになってしまう。

本当はもっとあの安田ってやつみたいに

愛想よくできたらええのに、なんて

6組まで、合計12人の自己紹介が終わって、

Aちゃんが前に出ていく。

A「私1年の体実の代表を務めることになりました。

えっと、頼りないかもしれませんが、頑張るので協力よろしくおねがいします！」

え、Aちゃんが代表なんや。

すげえな、そんなことやる子なんておもわんかった

そんなAちゃんの挨拶が終わって小さな拍手が起こると

Aちゃんが誰かに照れた笑顔を見せた。

その視線の先では

あの安田ってやつが拍手しながらニコニコしとって

なに、なんかあるん、そこのお二人さん。