約束 ページ5
お母さんが帰ってくるのとほぼ同時のタイミングで、今日の勉強が終わった。
櫻井さんを外まで見送ってから部屋に戻ると、
優香からラインが来ていたことに気づく。
19；25
Aー、学祭の衣装決まった？
決まってないなら週末決めに行こうよ！
私いいお店知ってるから♡
…なんじゃ最後のハートは。
ってゆうか、すっかり忘れてた！
そうだったよ、わたしリーダーだった！
1人じゃ絶対決めらんないし、
優香に着いてきてもらわなくちゃ。
19；40
ごめんお願い！
すっかり忘れてた(笑)
19；43
やっぱり(笑)
じゃ、13時に駅前でよろしくね！
とりあえず…一安心？
てゆうか、私もコスプレしなきゃ駄目かなぁ。
どうせやるなら着ぐるみで勘弁してほしい…
ドレスとかメイドとかになっちゃったら…
うぅ、考えるだけでも恐ろしい！
だいたいそういう可愛い衣装は可愛い子に任せとけばいいよね、うん。
そう考えていたら、またラインがきた。
「…？一ノ宮先生だ」
19；45
Aちゃん、久しぶり！
いきなりごめんなんだけど…
Aちゃんの学祭、行かせて貰えません？
「えっ⁉︎」
先生が学祭に来る？
19；46
次の小説のために取材したくて。
日程とか教えて貰えない？
…どうしよう、嬉しい！
次の小説のモデルがうちの学校ってこと⁉︎
そんなの嬉しすぎるよ！
19；49
わかりました！
10月の25から27で、一般公開は26です！
チケットとかはないので、そのまま入れます。
楽しんで行って下さいね♪
19；50
ありがと！
今度また編集部に来てね。
待ってます(スタンプ)
…楽しみなことが増えちゃった。
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作者名：アイ | 作成日時：2015年5月15日 22時
