淳太side ページ8
レッスンの後は構成の調節。
望「〜〜で。ええかな?A。」
A「……」
「A?どしたん?」
A「ん?」
「のんちゃん、さっきからずっと言っとるけど。」
A「え?ああ。ごめんごめん。」
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「じゃあここは、A!」
A「………」
神山「A?」
A「え?あー、ええんちゃう?」
さっきから俺の隣で黙って見てた照史がついに痺れを切らした。
照史「…おい。A。」
照史「Aっ!!」
照史「お前なっ、ええ加減にしろや!」
照史「…なんか、いえよ。」
照史「おいっ」
A「…え?」
俺らが、え? やった。
この部屋にいる全員が照史が怒鳴ってるってわかんのに、怒鳴られてる本人が聞こえてへん。
照史「っ、とぼけんなぁぁ!」
ガッ
神山「ちょっ…照史!」
望「手はあかん!」
そりゃ、照史が手出すのも無理はない。
こんだけ言ってんのにとぼけんな。
おれも流石に黙ってられへんわ。
「おい。Aしげ「淳太、待って。」」
照史「おい、しげも文句あんのか。」
しげ「ええから、黙ってみてて。」
Aの右側に回り込んで、
しげ「Aーーーーーーー!」
馬鹿でかい声で叫びよった。しかも耳元で。
Aの耳おかしくなるんちゃうかってぐらい。
流星「そんなんしたらAの耳おかしく…A?」
しげ「A?今のわかった?」
今度は左側から話しかけるしげ。
A「へ?…何が?」
屈託のない笑顔をみて、悟った。
しげ「っ、聞こえてへん。やっぱり。」
…神様は残酷や。
おっきな壁をようやく乗り越えた思ったら
すぐにさらに大きな壁をだす。
Aの耳は聞こえてへん。
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西嵐(プロフ) - いちごさん» ありがとうございます!コメントなかなかないので嬉しいです!こちらこそ、これからもよろしくお願いします! (2017年4月5日 22時) (レス) id: 6bf1702479 (このIDを非表示/違反報告)
いちご - しげめっちゃ、かっこいい!続き楽しみにしています! (2017年4月5日 22時) (レス) id: 7b46f30bf7 (このIDを非表示/違反報告)
西嵐(プロフ) - 優子さん» 毎回コメントありがとうございます!これからもよろしく願いします!! (2017年3月28日 12時) (レス) id: 458b8c0176 (このIDを非表示/違反報告)
優子 - 読みました。後輩連れてご飯に行ったみたいだね。これからどうなるか?気になります。 (2017年3月28日 12時) (レス) id: 2f2289b391 (このIDを非表示/違反報告)
優子 - 読みました。シゲちゃん達優しい~ヤバい~続きが気になります。 (2017年3月15日 19時) (レス) id: 2f2289b391 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:西嵐 | 作成日時:2017年2月19日 22時