流星の絆III

心　淳太side ページ32

A「なぁ〜淳太〜」

「なんや。」

A「ご飯いこーや。」

「おん。」


・・・俺の相談相手はいつもAで。
絶妙のタイミングでガス抜きを、してくれる。

ほら、今やってほんまにエスパーかちゃうかっ感じで誘ってくれんねん。

デビューする前も、したあとも、年下のAにいっつも聞いてもらってた。


これからのこと。


メンバーのこと。


他の奴には言えないこともたくさん。


メンバーの前では酔いつぶれるなんてことはないのに、Aとおると決して強くないAにいつも部屋まで送ってもらって。

１回、聞いたことがある。


「なぁ、なんでそんな分かんねん。」

A「何がー？」

「俺らがパンクしそうな時。」

A「知らんわそんなん(笑)」

A「ウチはただ淳太とご飯行きたいって思った。そんだけや。」

「ほんまおおきに。」


それ以上言えんかったんはAか顔が物語ってたから。


メンバーの言葉を借りるなら

「メンバーやろ。」


まさにそうや。笑



…そんなやつに俺は恋してた。

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