大野先生。 (ページ34)

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「だれー？私の知ってる人ー？」

先生、恋してるんだ。

恥ずかしそうな声、本当に大好きなんだなぁ

「んー……秘密。笑」

「あやしーっ！笑」

やっぱり皆、恋してるんだ。

「恋って、楽しい事ばっかり？」

「…どーだろうねぇ……嫌な事もあるよ。笑」

「嫌な事？」

「喧嘩したり、……最近は、…」

さっきまで、恥ずかしそうに話してた先生の声が

急に小さくなる。

嫌な事、あったのかな

「………先生？」

「最近はね、何か…ぼーｯとしてる事が多くてね

好き、ともあんま言ってくれなくて…笑まぁ、

元々あんまり言わない人だったんだけど。笑」

悲しそうな声。

顔を見なくても分かる。

先生の恋は、今辛いのかも。

「先生、大丈夫だよ。

恋に困難はつきものでしょ！」

「……ふふ。笑生徒に怒られちゃった、笑」

「今度、紹介してね。笑」

「………いつか、ね。笑」

先生の恋、上手くいくといいな。

私の恋も、

上手くいくといいな。笑

ベッドに横になって

毛布にくるまってたら

だんだん眠くなってくる。

夢の中だけでも、

先生と恋してみたいな……。

．

小説の中の時期を
12月に変更いたしました。
把握よろしくお願いします…！