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期末テストも終わり、もうすぐ夏休み。
今日は初めて夏希と遊ぶことになった。
制服姿じゃない夏希を見るのは初めてだけど、
可愛い顔とは違って、服は意外と大人っぽい。
‘Aってそんな感じの服着るんやね。
なんかイメージと違う！’
「そう？そういう夏希もイメージと違うで」
‘あー、それはよく言われる！’
‘テストも終わったしそろそろ夏休みやね！
初めての高校の夏休み、楽しみやわ’
「ほんまやね、夏希は部活忙しい？」
‘んー、まあそれなりに試合とかはあるけど、そんなバリバリ忙しくはないかなあ’
「そっか！ほなまた空いてる日遊ぼうよ」
‘いいよ〜、Aは神山先輩とどっか行ったりせえへんの？’
「せえへんせえへん！」
‘そうなん？’
「うん、別に彼女でもないのにそんなんせえへんよ」
‘そうやけどさ。
でも神山先輩、彼女いないっぽいやん？今がチャンスやって’
「チャンスって....何するんよ」
‘例えば...そうやなあ。
あ、花火大会に一緒に行くとか！
先輩と一緒に行ったことある？’
「小学校低学年くらいの時に、家族で行ったような気がする」
‘誘っちゃいなよ！
私はもう子どもじゃないよってとこ、先輩に見せりよ！’
「えー、恥ずかしいな」
言いつつ、それはありかもしれないと思っていた。
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作者名：あさひ | 作成日時：2018年8月30日 18時
