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智「あの子おれのこと知ってるってことはウチの会社の子かな？？初めて見た…。」
そんなそとをつぶやきながら智はトイレに向かった。
愛「どうしたのA？？なんか顔色悪いよ？？」
私「う、うん(笑)ちょっとね…」
愛「具合悪いなら帰った方がいいよ。ほら社長の挨拶ももう終わったし。」
居ても立っても居られない私は、
私「う、うん、帰ろうかな…、じゃぁまたね？」
愛「大丈夫？送ろうか？？」
私「ううん！大丈夫！タクシーで帰るから！」
愛「そう？気を付けてね？」
そう言って私は帰路についた。
帰りの電車に乗りながら思う。
私「私はなんて人にぶつかってるのよ…、もう最悪だよ…」
反省しながら自宅に戻った。
コンビニでビールを買い、玄関の鍵を開けている時だった。
エレベーターの方から足音が聞こえる。
そして私の目の前に足音を立てている人物が現れた。
「あれ？」
私「えっ？？？？」
私は思わず手に持っていたビールと鍵を落とした。
私「えっ？えっ？？？？お、お、おおのさん！？」
言葉がうまく出ない。
智「君は…、あっ、ホテルでぶつかった子だ！」
私「あの、ほんと、す、すみませんでした…。えっと…、なぜ大野さんがここに？？？」
私は率直に疑問をぶつけた。
智「なんでって、ソコ俺ん家だから。」
そう言って指差しているのは私の隣の家だった。
私は一気に頭の中に色んなことが駆け巡る。
私の隣の家には大野さんが住んでいる。
隣の人ってことはあの鼻歌の人物と重なるわけで…。
私「えっ、鼻歌さん？？」
思わず心の声が漏れた。
智「ハナウタさん？誰が？？」
私「えっと…、その…、」
言ってしまっていいのか分からなかったが頭が回らない今、全部話してみようと思った。
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作者名：みょーちん
| 作成日時：2018年4月24日 0時
