木曜___1 ページ5
私の名前は花澤木音。
一般的な広告代理店の新人として働いている27歳のどこにでもいるような女
今日だってほら
上司 「 花澤さん 、 このプロジェクトお願いできますか ? 」
新人とは思えないほどに仕事が回ってくる
それは、この会社のとある炎上から
…というのが一説ある
この会社の歴史は都市伝説的な存在らしい
酒で口が軽くなった上司がこぼした戯言なのかもしれない
でも、それも信じてしまうほどに苦しい
私と同期の子も何人かいた
五人以上いた内、三人はこの会社に着いていけず入社約半年で退職した
私の就職活動は全てこの会社に注いできた
今更リタイアなんてできる訳なんてない
…ここでは、毎日がランキング競争だ
勝つしか道はない
進むか進む
コマンドはたったひとつのみ
選べない、なんて言い訳はできないし
言い訳ほど見苦しいものはない
歩む道は人それぞれだが、自分の満足行く道を行きたい
仕事に馴染み始めた頃、上司からのパワ/)ラが更に酷くなってきた
新人の私たちへの八つ当たり
それにめげて、また何人か退職していった
いつまで続くんだろう
そんな中で、君から声をかけてくれるなんて
誰が想像しただろう__________
2人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
智香(プロフ) - ラヌアさん» ありがとうございます!! (2022年10月30日 22時) (レス) id: 5f18babbc5 (このIDを非表示/違反報告)
ラヌア(プロフ) - あの、文才がありすぎて思わず一気見しました(?)これからも頑張ってください!!お気に入り登録しときます!!← (2022年10月30日 22時) (レス) @page11 id: ad290be16e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:智香&紺色で藍色のウミ x他1人 | 作者ホームページ:なし
作成日時:2022年8月10日 9時