女として生まれた俺は男として生きることになりました 弐

機能回復訓練 壱 ページ16

皆さん朗報です。私、羚凰と善逸の治療が粗方終わりました！


今日から遅れて機能回復訓練やっていきます！



アオイ｢善逸さんと羚凰さんは初めてですので、簡単に説明しますね。｣



やることは大きくわけて3つ。


1つ目は身体を解す柔軟。なほちゃん、すみちゃん、きよちゃんが凝り固まった身体を解してくれる。

2つ目は湯呑みを押さえながらお茶をかけ合うもの。

3つ目はアオイちゃんとカナヲ対俺たちの鬼ごっこ。






なんか善逸が炭治郎と伊之助連れて一悶着あった後、なんだかウキウキしながら善逸は訓練を受けていた。


なんだか心がチクチク痛い。

なんで？これはどういう感情なんだろう？


今まで感じたことがない種類の感情だ。





とにかく、今は訓練に集中！早く任務に戻って鬼を狩ってやるんだから。



なほ｢じゃあお身体解していきますね！｣


『少し強めにお願いしてもいいかな？結構体柔らかいからさ、できるだけ伸ばして欲しいんだ。』


すみ｢もちろんですよ！｣


きよ｢私たちにできることならなんでもやります！｣


『あ''ぁ''.....最っ高。あんまり動けなかったから、凝ってたんだよね...』



なほ｢本当に柔らかいんですね！床にベッタリじゃないですか！｣



『まぁね...師範に死ぬほど柔軟やらされたから。』


身体が柔らかいっていう素質を見込んでか、元々そこそこ柔らかかった身体は師範のシゴキのような鍛錬によって今では軟体と言われるほどまでになった。

そのおかげで攻撃の回避もしやすく、怪我もしにくくなった。




炭｢そういえば羚凰の師範って何柱なんだ？｣


善｢あ、そういえば聞いてなかったような...｣


『私の師範は音柱。炭治郎は柱合会議で会ったんじゃない？輝石の付いた額当てをしてて、大きな包丁みたいな日輪刀持ってる人だよ。』



炭｢あ、あの人か！派手派手言ってた人だ！｣


『そうそう。見た目は大きいし怖いけど、いい人だよ？』


炭｢そうなのか...柱の人って威圧感凄かったなぁ。気配も俺たちとは全く違った。｣



『まぁあれが頂点の人たちなんだろうね...ほんと、私も早く強くなりたいよ。』



炭｢俺も禰豆子を人間に戻すために強くならなきゃな！｣



『今度会ってもいい？奥の部屋にいるんだよね？』



炭｢あぁ勿論だ！禰豆子も喜ぶよ。｣



アオイ｢さて、お喋りと柔軟はその辺にしておいて次に進みますよ。｣



『はい！』

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