私の異能力は_____『時間操作』です。【文スト】 (ページ4)

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直ぐそこと言う場所まで近付く。

すると太宰さんは振り返り私を見つけた。

太宰『おや...？君はどうしたんだい？』

太宰さんは満面の笑みを浮かべ、私の頭にてを置いた。

はははっ、やっぱタラシはやり直しても健在か...

呆れため息を思わず溢し、私は太宰さんに話しかける。

貴方『あ、あの、お腹が空いて...死にそうなんです助けて下さいだざ....』

思わず『太宰さん』と何時ものように呼びそうになってしまった口を咄嗟に手で封じ込めた。

太宰さんがまだ敦くんに名乗ってもいないのに、突然太宰さんなんて言ったらあやしまれるよ...

中島『僕もです...ここ何日かずっと何も...』

ズーンと効果音がつくほど気が落ちている敦くんの表情は今にも死にそうな顔だった。

そんなにお腹が空いてるのか...

すると突然グウウと盛大にお腹が鳴る音がした。

え、嘘。たいしてお腹空いてないくせに、お腹空いてるなんて嘘なのに真坂私...！？

思わず一人挙動不審になっていると、太宰がこりゃまた盛大に笑いながら私の頭に手を置いた。

また、手を置かれた...くそう。

太宰『君じゃあないよ。奇遇だな～僕も空腹のようだよ。』

なんだ、良かった...
私じゃなかったのか。

密かに胸を撫で下ろし、太宰さんのあの『財布は川に流されたらしい』という話までくると、
やっとご飯はやってきた。

国木田『唐変木こんな所に居たかーーー！！！』

川の向こう側から怒鳴り散らすご飯(国木田)。

これから敦くんのお財布になりますね。はい。逃げて国木田さん。