マルチ ページ7
「頼むよッ！」
スカル団の二人が見せた隙をオルガは見逃すことなくボールを放る。
ポン！
「むまあっじ！」
飛び出てきたアイラは意外にも瞬時に状況を把握したのか、
「むぅまっじ！！」
素早く力を溜めると、相手を蹴散らすように“シャドーボール”を放つ。
敵がそれに退いたのを確認したオルガは、ロトムとアイラを引き連れてハウへ駆け寄った。
「おー！なんかすごいことになってるねー！」
呑気そうに笑う彼の手にも、すかさずモンスターボールが握られていた。
「マルチバトル、でいい？」
そう言ったオルガが軽く睨み付けるように、したっぱ達を見つめる。
「いちいち確認とってんじゃないよ！“葉っぱカッター”！！」
「“ベノムショック”だ！」
二匹の攻撃はアイラの“サイケ光線”に阻まれ、ハウの繰り出したフクスローが“リーフブレード”を振り下ろす。
器用にそれを跳びかわしたカリキリとヤトウモリは“切り裂く”と“竜の怒り”をフクスローに食らわせた。
「うわー！？」
「こんな時こそ冷静に！“鬼火”！」
こちらへ戻ってきたフクスローと入れ違いに、アイラが敵へ突っ込んでいく。
再び放たれた攻撃をものともせずに、彼女の回りで目映い炎が渦を巻いた。
ボオッ！！
「……！」
“鬼火”以上の威力に見られた攻撃だが、相手に火傷を負わせただけ。
しかし体力と攻撃力の低下を促すそれは効果があったらしい。
「“弾ける炎”！」
「“葉っぱカッター”！」
どことなく疲れを見せてきた敵から放たれる攻撃を難なくかわし、アイラとフクスローが二匹へ詰め寄った。
トレーナー諸とも臆する二匹はアイラの“催眠術”で眠らされたかと思えば、フクスローの“リーフブレード”で吹き飛ばされる。
吹き飛ばされたポケモンと共に、したっぱ二人は先程の土山に突っ込んだのだった。
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CrazyBook(プロフ) - IzuMeさん» 拙い小説書きですが、読んでくださってありがとうございます！少しずつでも更新していくので宜しくお願いします！ (2018年11月12日 18時) (
レス) id: 8f3bd404cb (このIDを非表示/違反報告)
IzuMe - 初めまして！これからの展開がとても楽しみです！ゆっくり自分のペースで頑張ってくださいね！小説書きの方が読みやすいですね (2018年11月11日 23時) (レス) id: f829c8a31c (このIDを非表示/違反報告)
CrazyBook(プロフ) - NIGHTMARE DOLLさん» コメント、ありがとうございます！カロスの方も読んでくださったんですか！？こちらこそ有難いです！亀更新ですが、気長に読んでください！頑張ってアランを登場させます！ (2018年7月18日 19時) (レス) id: 31b46a970e (このIDを非表示/違反報告)
NIGHTMARE DOLL(プロフ) - 初コメです。XY&Zは個人的に思い入れのあるアニメだったので、こんな素晴らしい作品を読ませてもらって有難いです。アランの登場が待ち遠しい中、ウルトラビーストとの死闘にカロスでのいつメンが出て来てほしいです。長々と書いてしまい、すみません。応援してます！ (2018年7月18日 2時) (レス) id: ddee853101 (このIDを非表示/違反報告)
CrazyBook - 桜さん» いえいえ、とてもありがたかったです！またミスや矛盾点がありましたらご指摘をお願いしますね。 (2018年2月19日 22時) (レス) id: 31b46a970e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：CrazyBook | 作成日時：2017年11月13日 21時
