土山 ページ6
ライチやエーテルの職員と別れ、オルガはディグダトンネルをひたすら奥へ進んでいく。
「ぴっかぴ……」
所々で見られる大きく掘られた穴や壊された照明を目にしたステラは、彼女の肩で目を丸くしていた。
『ディグダがここまで暴れた原因は何なんだロトね……？』
「分かんないけど……嫌な予感はするよね」
そう尋ねてきたロトムへ呟いたオルガは、ふと足を止めて後ろを振り向く。
彼女が見つめていたのは、先程通りすぎた巨大な土の山。
何事かとロトムとステラもそれを見始めたその時、
パラパラパラっ……
その土の山が大きめに揺れたと思えば、中から派手に崩された。
「うひゃあっ！？」
変な予想が的中してしまったオルガは、思わずロトムとステラを抱き締めると手近な壁まで後退りをする。
辺りを覆う土煙が晴れ始めたのに合わせて、彼女達の目へ２つの人影が映った。
「あぁ……参ったぜ……」
「アタシらマジで格好悪くね？」
土山があった箇所から出てきたその2人は、何を思うことなくオルガの方へ接近してくる。
そして、
「……あン？」
彼女達との視線を合わせたのは２人のスカル団の男女だった。
先程まで土山に埋もれていたからか、体の至る所が薄汚れている彼らはキツくオルガ達を睨み付ける。
「ドンチャン騒ぎしてたらよ、ディグダに囲まれ袋叩きだぜ？イラついてんの分かるよな？あ？あ？」
「アタシらも袋叩きしたいの分かるよな？そんな気分のアタシらの前へ現れるアンタが悪いわけ！」
オルガへボールを投げさせる隙も与えず、放たれた２つのボールから飛び出したのはカリキリとヤトウモリ。
今にも二匹が攻撃を放とうとした瞬間、
「おー！誰かと思えばオルガだー！」
耳へ能天気な声が届き、思わず一同は声のした方向を見る。
そこには大きく手を振るハウの姿があった。
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CrazyBook(プロフ) - IzuMeさん» 拙い小説書きですが、読んでくださってありがとうございます！少しずつでも更新していくので宜しくお願いします！ (2018年11月12日 18時) (
レス) id: 8f3bd404cb (このIDを非表示/違反報告)
IzuMe - 初めまして！これからの展開がとても楽しみです！ゆっくり自分のペースで頑張ってくださいね！小説書きの方が読みやすいですね (2018年11月11日 23時) (レス) id: f829c8a31c (このIDを非表示/違反報告)
CrazyBook(プロフ) - NIGHTMARE DOLLさん» コメント、ありがとうございます！カロスの方も読んでくださったんですか！？こちらこそ有難いです！亀更新ですが、気長に読んでください！頑張ってアランを登場させます！ (2018年7月18日 19時) (レス) id: 31b46a970e (このIDを非表示/違反報告)
NIGHTMARE DOLL(プロフ) - 初コメです。XY&Zは個人的に思い入れのあるアニメだったので、こんな素晴らしい作品を読ませてもらって有難いです。アランの登場が待ち遠しい中、ウルトラビーストとの死闘にカロスでのいつメンが出て来てほしいです。長々と書いてしまい、すみません。応援してます！ (2018年7月18日 2時) (レス) id: ddee853101 (このIDを非表示/違反報告)
CrazyBook - 桜さん» いえいえ、とてもありがたかったです！またミスや矛盾点がありましたらご指摘をお願いしますね。 (2018年2月19日 22時) (レス) id: 31b46a970e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：CrazyBook | 作成日時：2017年11月13日 21時
