粉砂糖 ページ48
次の島、ウラウラ島へ向かう連絡船に揺られるオルガとハウの手元には、共に大きなマラサダが。
ちなみに両方ともアマサダである。
「いやー、すごかったなー！」
周りの目を気にすることもせず、マラサダから口を離したハウが大きすぎる独り言を発する。
「ん？ふふっ、確かにね」
左に座る彼を見たオルガは、思わず笑いながら同意を示すように頷いた。
ハウの口元がマラサダの粉砂糖で真っ白だったのだ。
オルガは、自分が同等に白いことには気付いていない。
「これはバーネット博士に教えてあげないとだねー！世界って広すぎるー！」
無邪気なハウを周りが微笑ましく見守る中、彼が続けて口を開く。
「ねーねー、ウラウラ島に着いたらさー、俺とポケモンバトルしようよー！」
「良いよ良いよ！ルールは！？」
「えーっとねー……っあはは！」
秒で食い付いてきたオルガの口元を見てハウが大笑いし、彼女が慌てて口元をティッシュで拭う。
彼女の横の窓からは、目指す島の姿がぼんやりと見えてきていた。
「やっぱ強かったー！」
戦闘不能になったフクスローを慰めるように撫で、ボールに戻したハウが声をあげる。
「そう言ってもらえると嬉しいね〜！」
触れられはしないが撫でる仕草を見せるオルガに、今回のバトルの勝者であるアイラは大きく頷いて見せた。
オルガとハウは既にウラウラ島に降り立ち、港で早速と言わんばかりにシングルバトルを繰り広げたのだ。
『二人共強くなってたロ！これは後々が更に楽しみだロね！』
その様子を録画していたロトムがお世辞ではない声を掛ければ、二人は照れたように頬や頭をかく。
「よーし、次はククイ博士の所に行かなきゃだねー！」
ククイが二人と待ち合わせ場所としたのは、ここマリエシティの港近くにあるマリエ庭園だ。
ジョウト地方をイメージしたその庭園をさりげなく楽しみにしていたオルガが喜びを露にしたのは記憶に新しい。
「マリエシティは道が複雑だロ！迷わないようにボクへ着いて……」
ロトムが保護者気取りで振り向けば、既に二人の姿は残っていない。
ハッとしたように前に向き直れば、子供のようなはしゃぎ様で庭園へと歩を進める二人の姿があった。
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CrazyBook(プロフ) - IzuMeさん» 拙い小説書きですが、読んでくださってありがとうございます！少しずつでも更新していくので宜しくお願いします！ (2018年11月12日 18時) (
レス) id: 8f3bd404cb (このIDを非表示/違反報告)
IzuMe - 初めまして！これからの展開がとても楽しみです！ゆっくり自分のペースで頑張ってくださいね！小説書きの方が読みやすいですね (2018年11月11日 23時) (レス) id: f829c8a31c (このIDを非表示/違反報告)
CrazyBook(プロフ) - NIGHTMARE DOLLさん» コメント、ありがとうございます！カロスの方も読んでくださったんですか！？こちらこそ有難いです！亀更新ですが、気長に読んでください！頑張ってアランを登場させます！ (2018年7月18日 19時) (レス) id: 31b46a970e (このIDを非表示/違反報告)
NIGHTMARE DOLL(プロフ) - 初コメです。XY&Zは個人的に思い入れのあるアニメだったので、こんな素晴らしい作品を読ませてもらって有難いです。アランの登場が待ち遠しい中、ウルトラビーストとの死闘にカロスでのいつメンが出て来てほしいです。長々と書いてしまい、すみません。応援してます！ (2018年7月18日 2時) (レス) id: ddee853101 (このIDを非表示/違反報告)
CrazyBook - 桜さん» いえいえ、とてもありがたかったです！またミスや矛盾点がありましたらご指摘をお願いしますね。 (2018年2月19日 22時) (レス) id: 31b46a970e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：CrazyBook | 作成日時：2017年11月13日 21時
