待ち合わせ ページ5
『ライチさんのルガルガンは真昼の姿、ルメクは真夜中の姿だロトね』
解説を加えられたオルガは二、三度頷くとルガルガンの頭を一撫でし、ライチへ向き直った。
「ライチさんはどうしてディグダトンネルに？」
「あぁ、それはね……」
素朴な疑問へライチは声を漏らすと後ろを振り向く。
「忙しい中、悪いけど来てもらえるー？」
そうした彼女へ呼ばれ、先程からバタバタと動き回っていた白い制服姿の二人の男女が駆け寄ってきた。
「アローラ！」
「ライチさん、この方は？」
「島巡りをしているオルガよ」
挨拶と同時に問い掛けてきた二人へ、ライチが軽くオルガを紹介する。
それを聞くなり、男女は顔を見合わせて大きく頷いた。
「せせらぎの丘でポケモン保護を手伝ってくださったオルガさんですね！」
「メイビさんの書いた記事も好評でして……！オルガさんはエーテル財団でも有名人ですよ！」
「……ありがとうございます！」
せせらぎの丘の一件を思い出したオルガは軽く微笑みながら頭を下げた。
「で、このエーテルから来た二人はディグダが暴れてるって通報で駆け付けてくれたって訳なの」
そう紹介された二人はバツの悪そうな苦笑を浮かべる。
「ライチさんが手伝ってくださらなかったら……こんなに簡単に一段落してないですよ」
「まだ完全にディグダは落ち着いてないので、気を付けてトンネルを抜けてくださいね」
「大丈夫ッ！」
そう言われ、小さく頷いたオルガの肩をライチが強めに叩いた。
「クサZもヒコウZも手に入れてるアンタならディグダが暴れても抑えられるさ！
あたしもある程度ここが落ち着けば店に戻るからさ、コニコシティで待っててくれる？」
呆気にとられるオルガを見て、彼女は首をかしげる。
「あら？大試練はまだしない予定なの？」
「あ、だ、大試練！よろしくお願いします！」
ハッとしたようにオルガは声をあげると、ステラとロトムと共に一礼した。
了解、と微笑んだライチは腰に手を当てて頷く。
そしてロトムを手招きし、時間を確認するとオルガへ向き直った。
「今日の夕方5時、コニコシティのジュエリーショップで待ち合わせね」
「はいっ！」
それを何度か小さく復唱したオルガは、嬉しげな笑みを浮かべて見せた。
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CrazyBook(プロフ) - IzuMeさん» 拙い小説書きですが、読んでくださってありがとうございます！少しずつでも更新していくので宜しくお願いします！ (2018年11月12日 18時) (
レス) id: 8f3bd404cb (このIDを非表示/違反報告)
IzuMe - 初めまして！これからの展開がとても楽しみです！ゆっくり自分のペースで頑張ってくださいね！小説書きの方が読みやすいですね (2018年11月11日 23時) (レス) id: f829c8a31c (このIDを非表示/違反報告)
CrazyBook(プロフ) - NIGHTMARE DOLLさん» コメント、ありがとうございます！カロスの方も読んでくださったんですか！？こちらこそ有難いです！亀更新ですが、気長に読んでください！頑張ってアランを登場させます！ (2018年7月18日 19時) (レス) id: 31b46a970e (このIDを非表示/違反報告)
NIGHTMARE DOLL(プロフ) - 初コメです。XY&Zは個人的に思い入れのあるアニメだったので、こんな素晴らしい作品を読ませてもらって有難いです。アランの登場が待ち遠しい中、ウルトラビーストとの死闘にカロスでのいつメンが出て来てほしいです。長々と書いてしまい、すみません。応援してます！ (2018年7月18日 2時) (レス) id: ddee853101 (このIDを非表示/違反報告)
CrazyBook - 桜さん» いえいえ、とてもありがたかったです！またミスや矛盾点がありましたらご指摘をお願いしますね。 (2018年2月19日 22時) (レス) id: 31b46a970e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：CrazyBook | 作成日時：2017年11月13日 21時
