若くない ページ37
オルガside
あの後やって来たハウがライチさんと大試練をすると言うので、私はカンタイシティのポケモンセンターへ。
リーリエに聞くと、私がエーテル財団のお偉いさんに呼ばれたのは【ハノハノリゾート】と呼ばれるリゾートホテルらしい。
調べてみるとアローラ1のホテルらしく、今更ながら一人で行くのに気が引けてきた。
リーリエを誘うも、「遠慮します」と苦い顔を見せるだけ。
ーせめてアランがいてくれたら……
ふと思い立てば、アランの事が頭を埋め尽くしてくる。
最後に話をしたのはいつだろうか。
電話もメールも繋がらない。
彼を側に感じるモノと言えば……
ポーチに着けたブレスレットと、
左手薬指の指輪。
たかが一年で流石に石が削れたりはしないけど、少しだけ手に馴染んできた気がする。
視線をずらすと、ロトムの画面に表示された時刻が視界に入った。
まだ19時にもなっていないのに、夕飯は済ましてしまっている。
が、何もせずに部屋に籠っているのもつまらまくなってきた。
パートナー達はライドポケモンも含めて皆で遊技場に遊びに行っている為、バトルに連れ戻すのも申し訳無い。
かくなる上は……
プルルルルルッ……
ククイ博士の研究所へ電話を掛けてみた。
「はい、ククイの研究所です」
読書中だったのか、どことなく不機嫌なティオが画面に映る。
「アローラぁ〜！」
ヒラヒラと小さく手を振れば、彼は少しだけ驚いたように目を見開いた。
「ククイやバーネットからは聞いていたが……元気そうだな」
どうやら、ルカレさんに拐われた時の事を言っているようだ。
「お陰さまでね。そっちは皆元気にしてる？」
あぁ、と当たり障りのない返答に特に繋げる言葉も無くなってしまった。
「……無理するなよ」
「え、何が？」
唐突に掛けられた言葉に、思わず声が漏れた。
「何と言うか……もう若くないんだし……」
「充分若いですッ！！」
すかさず否定するのが面白かったのか、彼は珍しく目を細めて笑っている。
「まぁ、オルガ一人の体では無いんだろ？」
……
何事も無いように、
当たり前のように付け加えられた言葉に、一瞬頭が真っ白になった。
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CrazyBook(プロフ) - IzuMeさん» 拙い小説書きですが、読んでくださってありがとうございます！少しずつでも更新していくので宜しくお願いします！ (2018年11月12日 18時) (
レス) id: 8f3bd404cb (このIDを非表示/違反報告)
IzuMe - 初めまして！これからの展開がとても楽しみです！ゆっくり自分のペースで頑張ってくださいね！小説書きの方が読みやすいですね (2018年11月11日 23時) (レス) id: f829c8a31c (このIDを非表示/違反報告)
CrazyBook(プロフ) - NIGHTMARE DOLLさん» コメント、ありがとうございます！カロスの方も読んでくださったんですか！？こちらこそ有難いです！亀更新ですが、気長に読んでください！頑張ってアランを登場させます！ (2018年7月18日 19時) (レス) id: 31b46a970e (このIDを非表示/違反報告)
NIGHTMARE DOLL(プロフ) - 初コメです。XY&Zは個人的に思い入れのあるアニメだったので、こんな素晴らしい作品を読ませてもらって有難いです。アランの登場が待ち遠しい中、ウルトラビーストとの死闘にカロスでのいつメンが出て来てほしいです。長々と書いてしまい、すみません。応援してます！ (2018年7月18日 2時) (レス) id: ddee853101 (このIDを非表示/違反報告)
CrazyBook - 桜さん» いえいえ、とてもありがたかったです！またミスや矛盾点がありましたらご指摘をお願いしますね。 (2018年2月19日 22時) (レス) id: 31b46a970e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：CrazyBook | 作成日時：2017年11月13日 21時
