強い相手 ページ22
数分後……
「アイラ、“鬼火”！じゃなくて……“マジカルフレイム”ッ！」
新技に興奮するあまりに裏返った声のマスターに、小さく笑ったアイラの周りで炎が渦を巻く。
彼女の正面に集まった炎は、１つの塊となって相手へ突進していく。
“ヘドロ爆弾”や“ダストシュート”をも凌駕し、業火は二匹を包み込んだ。
ドサ、ドサっと力なく倒れた彼らは目を回していた。
「よし、新技成功！」
ハイタッチのようにオルガの手と、アイラのレースのような部分が触れあう。
マスターの足元でステラと戦いを見つめていたラルゴは、嬉しげに小さく跳び跳ねた。
スカル団のしたっぱ達は思わず、青に近付いた顔を見合わせた。
「や、やべぇ……」
「姉さんにお仕置きされるッス！！」
慌ててボールへパートナーを戻した彼らは、ジリジリと後退る。
「お前らなんか姉さんやボスにボコられるだけだ！！」
「首洗って待ってるッス！！」
捨て台詞を残すと、したっぱ達は雑草を掻き分けて脇道へ姿を眩ませた。
「スカル団の姉さんとボス、か……」
若干頬の緩む彼女の頭では、強い相手とのバトルの想像図がよぎる。
強い相手、というキーワードにオルガの頭に二人の人物が浮かんだ。
一人は大試練を申し込んだライチ、
約束を思い出したオルガはロトムで時刻を確認した。
刻々と近付く時間に、思わず声をあげる。
ちなみにもう一人は……
今は会うことのない愛しい彼のことだろう。
ボールにラルゴとアイラを戻した彼女は、ステラを抱き抱える。
と、
「ありがとうございました！」
一歩足を踏み出したオルガに、背後から声がかかった。
見れば、エーテルの女性職員と男性が彼女を見つめている。
「ヤドンが無事で良かったです。ね！」
ロトムとステラは、同意するように頷いて見せた。
そんなオルガ達を見た女性職員は、チラと男性へ視線を向けた。
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CrazyBook(プロフ) - IzuMeさん» 拙い小説書きですが、読んでくださってありがとうございます！少しずつでも更新していくので宜しくお願いします！ (2018年11月12日 18時) (
レス) id: 8f3bd404cb (このIDを非表示/違反報告)
IzuMe - 初めまして！これからの展開がとても楽しみです！ゆっくり自分のペースで頑張ってくださいね！小説書きの方が読みやすいですね (2018年11月11日 23時) (レス) id: f829c8a31c (このIDを非表示/違反報告)
CrazyBook(プロフ) - NIGHTMARE DOLLさん» コメント、ありがとうございます！カロスの方も読んでくださったんですか！？こちらこそ有難いです！亀更新ですが、気長に読んでください！頑張ってアランを登場させます！ (2018年7月18日 19時) (レス) id: 31b46a970e (このIDを非表示/違反報告)
NIGHTMARE DOLL(プロフ) - 初コメです。XY&Zは個人的に思い入れのあるアニメだったので、こんな素晴らしい作品を読ませてもらって有難いです。アランの登場が待ち遠しい中、ウルトラビーストとの死闘にカロスでのいつメンが出て来てほしいです。長々と書いてしまい、すみません。応援してます！ (2018年7月18日 2時) (レス) id: ddee853101 (このIDを非表示/違反報告)
CrazyBook - 桜さん» いえいえ、とてもありがたかったです！またミスや矛盾点がありましたらご指摘をお願いしますね。 (2018年2月19日 22時) (レス) id: 31b46a970e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：CrazyBook | 作成日時：2017年11月13日 21時
