適材適所 ページ40
ポン！ポン！ポン！ポン！
檻から解放されたボールからソフィア、アイラ、ルメク、ラルゴが姿を現す。
ステラも含めた5匹は背を向けるデンジュモクへ一斉に攻撃を放った。
ーギギギグッ！？
相手が増えたことに多少の焦りを感じたか、デンジュモクは広範囲に“放電”を放つ。
キャプテンのポケモン達がそれに怯んだのに気が付いた瞬間、デンジュモクは滑るようにポケモン達へ接近。
そして、
ドサ、ドサッ……
デンジュモクが横切った一瞬で大半のポケモン達が倒れるように眠ってしまった。
マオ「え！？」
カキ「何が起きた…！？」
眠ってしまったパートナーを慌ててボールに戻していくキャプテン達。
ロトム『“催眠術”だロ！“エレキフィールド”が切れたタイミングで使ってきたロトよ！』
デンジュモクの新たな戦術に一同に更に緊張が走った。
と、
ーアイツ……結構単純な挑発に乗ってないか……？
ふと呟かれたククイの声に、バーネットが目を見開いた。
バーネット「囮を使えば……オルガちゃんを助ける隙ができるかもしれないわね……！」
一同が賛同しようとする中、ハウが「でもー！」と声をあげた。
ハウ「あんなのに囮使ってもー……少しも時間稼げないよー！？」
思う以上の冷静な指摘にバーネットも悩む素振りを見せた。
その時、
ーそんならただ囮が多かったらエエだけやないか
相変わらずの癖の強い喋りでそう言ったのはルメク。
ソフィア「少なくても隙は隙。オルガを助ける奴らが優秀なら十分でしょ」
ソフィアによる加勢もあり、一同に覚悟を決めたような空気が流れた。
アラン「決めたらやるまでだ。俺とリザードンは囮に回る！」
そう告げ、アランはリザードンを引き連れて地を蹴った。
ライチ「ラティ兄妹！あんたらにオルガ任せるよ！！」
ライチに役を振られた二匹は一瞬だけ呆気にとられる。
しかし口々に「頼むぞ！」「絶対に助けてくれ！！」などと声を掛けて囮へ回る一同を見て兄と妹は顔を見合わせた。
ラティオス『適材適所、だな』
ラティアス『私達がやらなきゃ！！』
二匹はスウッと空気に溶けるように姿を消す……
そして、
ビュオンッ！！
風を切ってデンジュモクの背後を取ると“竜の波動”を巻き起こした。
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CrazyBook - ユリさん» コメントありがとうございます！更新ペースは落ちてしまいましたが、できる限り更新を続けていきます。気長に作品へお付き合いください！ (2017年10月28日 23時) (
レス) id: 31b46a970e (このIDを非表示/違反報告)
ユリ(プロフ) - 更新待ってます続きが読みたい (2017年10月28日 18時) (レス) id: f266346369 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - すみません。誰なのか、謎はとけたので返信不要です。 (2017年10月22日 23時) (携帯から) (レス) id: cbd580bb22 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - すみませんが、バーネットとは誰なのか教えてください。 (2017年10月22日 23時) (携帯から) (レス) id: cbd580bb22 (このIDを非表示/違反報告)
CrazyBook - 桜さん» タイミングが中々掴めないで放置状態でしたが、本編が一段落した頃に書こうかと考えています。折角のリクエストを頂いていたにも関わらず本編を進めるので精一杯になっていました……こんな私ですが今でも一応リクエストは受け付けていますので！ (2017年9月22日 23時) (レス) id: 31b46a970e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：CrazyBook | 作成日時：2017年8月20日 6時
