連れて行け ページ18
No side
アラン「俺達も行くぞ」
通信を終えたロトムを促し、リザードンを繰り出すアラン。
状況把握の早いパートナーにライドを着け、彼は大窓を開けた。
と、
ーお主、オルガと共におった男じゃの
開けた窓の真下から聞こえた声をロトムが通訳する。
すると、
ヒョイッと音を立てそうな身軽さで、アマカジが窓から部屋へ入ってきた。
アラン「野性のポケモン…？」
果実のような見た目の彼女は「わらわはアマカジじゃ」と名乗る。
そして辺りを見渡すと「オルガはおらぬのか」と尋ねてきた。
アラン「アイツなら今はいない。用があるならまたいつか会えた時にした方が良いぞ」
そうあしらうアランに「できぬ」とだけ答えたアマカジは言葉を繋げる。
ーわらわはそのオルガと島巡りを共にすると決めたのじゃからな
アラン「…成る程な」
然程驚く事もなく、彼は昨日のオルガの発言を思い出した。
アマカジ「じゃから、わらわをオルガの元へ連れて行け。わらわは待つのを好まぬ」
そう言い切った彼女に、ロトムが慌ててオルガが拐われた事を伝える…
と、
アマカジ「わらわが初めて気に入った人間を取り上げるじゃと！？なんたる無礼じゃ！尚更連れて行け！！」
ずれた理由で更にやる気を出させる結果となった。
ため息を着いたアランはリザードンを窓際に連れ、モンスターボールがあることを確認する。
そして、
ー乗れ
とアマカジとロトムを促し、彼らが乗ったのを確認して自身もリザードンの背に跨がった。
リザードン「グゥオオッ！」
大きく吠え、翼を広げたリザードンは勢いよく部屋を飛び出す。
吹き付ける風をものともせず、アランの瞳は正面だけを見つめていた。
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CrazyBook - ユリさん» コメントありがとうございます！更新ペースは落ちてしまいましたが、できる限り更新を続けていきます。気長に作品へお付き合いください！ (2017年10月28日 23時) (
レス) id: 31b46a970e (このIDを非表示/違反報告)
ユリ(プロフ) - 更新待ってます続きが読みたい (2017年10月28日 18時) (レス) id: f266346369 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - すみません。誰なのか、謎はとけたので返信不要です。 (2017年10月22日 23時) (携帯から) (レス) id: cbd580bb22 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - すみませんが、バーネットとは誰なのか教えてください。 (2017年10月22日 23時) (携帯から) (レス) id: cbd580bb22 (このIDを非表示/違反報告)
CrazyBook - 桜さん» タイミングが中々掴めないで放置状態でしたが、本編が一段落した頃に書こうかと考えています。折角のリクエストを頂いていたにも関わらず本編を進めるので精一杯になっていました……こんな私ですが今でも一応リクエストは受け付けていますので！ (2017年9月22日 23時) (レス) id: 31b46a970e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：CrazyBook | 作成日時：2017年8月20日 6時
