触れられない ページ8
ただならぬ雰囲気にアランが身を固めるのに対してオルガは能天気に「…誰？」と呟く。
カキ「炎のキャプテン、カキです」
こう言って青年ことカキは軽く一礼する。
アラン「炎のキャプテン…アーカラ２つ目の試練か」
緊張を解いたアランにカキは「はい」と小さく頷く。
カキ「俺の試練は7番道路から行けるウ"ェラ火山…その頂上で待ってます。最高の仲間と登って来てください！！」
そう言ったカキはなぜかロイヤルに軽く一礼するとロイヤルドームを後にする。
ハウ「火山かー…暑そー！」
頭の後ろで手を組んで笑うハウに「確かに…日焼けするかな」と訳の分からない心配をするオルガ。
ロイヤル「オルガ！アラン！ハウ！とにもかくにも島巡りをエンジョイしてくれよな！」
ロイヤルもそう締め括りドームの何処かへと歩いていく。
アラン「あのロイヤルマスク…どこかで会った気がしないか…？」
その後ろ姿を見ながら尋ねるアランに「気のせいだって！」と笑うオルガはロイヤルドームから出ていくハウへ大きく手を振っていた。
オルガ「アイラ“サイケ光線”！ルメク“岩石封じ”ッ！」
ズカンッ！！
オルガの指示と共に二匹の攻撃がぶつかる。
互いに技は相討ちとなり無傷だ。
ルメク『どや！“岩石封じ”！！』
ルメクは『誉めてくれ！』とばかりに尻尾を振りながらオルガを見上げる。
オルガ「うん！前に“岩落とし”が威力上がって見えたのは“岩石封じ”の前兆だったのかもね♪」
オルガはルメクの頭を両手でわしゃわしゃと撫で回した。
アイラ「むまあじっ！！」
それに妬いたようにアイラがルメクを軽く押し退けようとする。
ルメク『な、なんや！今ワイが姉御に構ってもらっとんで！』
アイラ「ルメクずるいっ！わたしもッ！！」
下らない口喧嘩を「二人一緒にね！」と宥めながらオルガは二匹を抱き締めるようにする。
アイラ「わたし…ゴースト単独じゃなきゃ良かったのに…」
ボソリと呟いたアイラにオルガが「え？」と声を漏らす。
アイラ「…オルガに触っても…ギュッてしてもらえないもん…」
拗ねたような悲しそうな彼女にルメクも遠慮したのか自分でボールに戻る。
オルガ「…何度でもギュッてするから！」
「ね！」と頭を撫でようとしたオルガの手はスルリとアイラをすり抜ける。
アイラ「…むまっ！！」
アイラは若干涙ぐんだ瞳のままオルガ大きく頷いて見せた。
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CrazyBook - ボムねこ@月夜の女神シィさん» ありがとうございます！主人公だけに見せるその面が私も大好きです！ (2017年7月28日 7時) (
レス) id: 8a24e3813f (このIDを非表示/違反報告)
ボムねこ@月夜の女神シィ(プロフ) - アラン素直で可愛いですね(( (2017年7月28日 0時) (レス) id: 02630f3ef1 (このIDを非表示/違反報告)
CrazyBook - ななしさん» ありがとうございます！1日1話の更新を目指していますが出来ない日もあるかもしれません。気長に読んでください！ (2017年7月25日 6時) (レス) id: 8a24e3813f (このIDを非表示/違反報告)
ななし - 面白いです！更新頑張ってください！ (2017年7月25日 3時) (レス) id: 0290d192ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：CrazyBook | 作成日時：2017年7月2日 9時
