嫉妬 ページ26
受付を終え、ハウオリシティを歩き回るオルガとアラン。
アラン「で、レースに出したブレスレットは何に使うんだ？」
思い出したように尋ねるアランに「あーそれ？」とオルガは口を開いた。
オルガ「ムーランドのサーチ能力で宝探しだって！まぁ詳しいことは知らないけど…」
そう笑った彼女の目がある一点で止まる。
アランがそちらをみると、目線の先には例のギャンブラーの姿があった。
オマケに大量の女性に囲まれている。
ルカレ「フフフ…あぁ、オルガさん」
今の今まで話していた女性から相手を移し、ルカレは優雅にオルガへ手を振る。
その瞬間、
ギンッと音をたてそうな勢いで女性達がオルガを睨み付けた。
オルガ「え………あ…どーも…」
一応挨拶は返すもののそれ以上自身へ近寄ろうとしないオルガにルカレは歩み寄る。
同時に女性達も大移動だ。
ルカレ「観光かい？」
オルガ「時間潰しに…わ、私はいいので！そちらの女性さん達とお話されたらど、どうでしょうか？！」
爽やかなルカレの後ろからの圧力に気迫押しされながら必死でそう言うオルガ。
しかし…
ルカレ「そうはいかないよ…私は全ての女性を愛す為に産まれてきた男、貴女も女性である以上私の愛すべき対象なのですから…」
キザな台詞と共にルカレに手へ口付けられたオルガに女性達の怒りが爆発した。
女性「アンタなんかレースでボコられればいいのよっ！」
そうだ！と言葉が飛び交いオルガは慌ててルカレから距離を取る。
女性2「貴女なんかにも構ってくれるルカレ様を避けるなんて何様よ！？」
女性3「お前なんかに興味ある男なんかいるわけないんだからッ！！」
ただの嫉妬から放たれるオルガへの罵声、
それに反応したのは…
アラン「じゃあ俺がその彼女を愛する一人ということですね」
今までオルガの後ろで黙っていたアランだった。
彼を見たとたんに女性達は黙り込み、ある者は彼へ釘付けになる。
その中でもアランを真っ直ぐと見つめ、顔を赤くしながらも目を輝かせるラベンダー色の髪を持つ女性がいた。
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CrazyBook - ボムねこ@月夜の女神シィさん» ありがとうございます！主人公だけに見せるその面が私も大好きです！ (2017年7月28日 7時) (
レス) id: 8a24e3813f (このIDを非表示/違反報告)
ボムねこ@月夜の女神シィ(プロフ) - アラン素直で可愛いですね(( (2017年7月28日 0時) (レス) id: 02630f3ef1 (このIDを非表示/違反報告)
CrazyBook - ななしさん» ありがとうございます！1日1話の更新を目指していますが出来ない日もあるかもしれません。気長に読んでください！ (2017年7月25日 6時) (レス) id: 8a24e3813f (このIDを非表示/違反報告)
ななし - 面白いです！更新頑張ってください！ (2017年7月25日 3時) (レス) id: 0290d192ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：CrazyBook | 作成日時：2017年7月2日 9時
