酔い ページ12
一時間後…
オルガ「ちょ…アランっ！もう少しで良いから！ちゃんと歩いて…！」
アラン「ん………？あ、ぁ………」
渡された箱の中に入っていたワインで見事に酔ってしまったアランを引きずるように部屋へ連れて帰るオルガの姿があった。
パートナー達はオルガにアランを連れて帰る手伝いを断られた為、先に部屋へ帰っているようだ。
オルガ「はぁ…はぁ………着いたよ…」
アラン「…………」
オルガが見ると、アランは彼女の肩に腕を乗せた状態で眠っていた。
オルガ「もう…お酒弱いの分かってるのにムリして…」
オルガがブツブツと呟きながら部屋の扉を開ければ一斉に視線を集める。
ルメク『見事に寝てもぅてるなぁ…』
始めてみたアランの緩い姿につい漏らしたルメクの言葉に一同が頷く。
オルガ「はいはい！アランのベッド空けたげて！」
もうひと踏ん張り、と言う風なオルガに促されてアランのベッドにいたポケモン達は移動した。
すかさず彼女はアランを引きずり上げるようにベッドへ寝かせる。
そして落ちないように調節してアランが眠っているのを確認し、オルガは「あぁ〜…」と声を漏らして自身のベッドへ腰掛けた。
オルガ「私はそこまで弱くないから2、3杯いけるけどさ…アランはアランのペースで飲めばいいのに…」
いつも呆れられる側のオルガがアランの頬をツンとつつく。
アランは軽く唸るように寝返りを打ち、再び動かなくなる。
かと思われたが…
モゾモゾと再び寝返りを打ちオルガの方を向くと薄目を開けた。
オルガ「大丈夫ー？水でも持ってこようか？」
その返事をするように首を振りアランは起き上がる。
そして酔いで少しボーッと潤んだ瞳でオルガをジッと見つめると…
彼女をベッドへ押し倒すように唇を重ねた。
オルガ「……！？！？」
パニックになったオルガが息苦しくなり慌てて口を離すも今度は彼女の肩を押し倒すように手を触れるアラン。
アラン「お前は………俺のモノだから……」
いつもは言わないような台詞を言い始めたアランにオルガは顔を真っ赤にし、助けを求めるようにパートナー達を見る。
しかし彼らは見事に荒ぶるニャヒートを連れて部屋を出ていった。
アラン「俺だけを……見ろよ」
気が付くとアランの顔が自信の真上に来ていることに気が付いたオルガ。
オルガ「え…あ…その… アラン「何も言わなくていい…」
狼狽える彼女にアランは噛み付くようなキスをした。
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CrazyBook - ボムねこ@月夜の女神シィさん» ありがとうございます！主人公だけに見せるその面が私も大好きです！ (2017年7月28日 7時) (
レス) id: 8a24e3813f (このIDを非表示/違反報告)
ボムねこ@月夜の女神シィ(プロフ) - アラン素直で可愛いですね(( (2017年7月28日 0時) (レス) id: 02630f3ef1 (このIDを非表示/違反報告)
CrazyBook - ななしさん» ありがとうございます！1日1話の更新を目指していますが出来ない日もあるかもしれません。気長に読んでください！ (2017年7月25日 6時) (レス) id: 8a24e3813f (このIDを非表示/違反報告)
ななし - 面白いです！更新頑張ってください！ (2017年7月25日 3時) (レス) id: 0290d192ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：CrazyBook | 作成日時：2017年7月2日 9時
