技マシン ページ6
「んにゃぶ……」
ヨロヨロとアランに近付き、擦り寄るニャビー。
アランはすぐさま彼女を抱き上げる。
『体力の消耗率、48%だロト！』
ロトムが画面に円グラフを表示した。
「ありがとなニャビー。無理させて悪かった……」
アランはチラリとロトムを見た後にニャビーの頭を軽く撫で、オルガから毒消しを受け取ると静かにニャビーへ吹き掛けた。
「にゃん！にゃぶ！」
すっかり毒も消え、ニャビーは嬉しそうに立ち上がるアランの肩へ跳び乗った。
「新技覚えたんだ……！お疲れ様！」
アシマリは微笑むオルガに頭を撫でられ恥ずかしそうに下を向く。
オルガはそんなアシマリを卵と一緒に抱いて立ち上がった。
「非常に悔しいのですが……あなた達の方が強かったようですね」
「かっこよさが薄れちゃう……代わりにプリティ路線を狙おうかな……」
ボールに互いのパートナーを戻した生徒二人がオルガ達の元へやって来る。
「プリティ路線でも良いんじゃないの？」
オルガが不思議そうに尋ねる。
「いや〜……何か「可愛い！」って言うのが苦手っぽくて……」
女子は「てへへ……」と頭を掻いた。
「ま、それは置いておいて……こちらをプレゼントします！」
男子はどこからか薄いディスク……技マシンを取り出した。
「それは何の技マシンだ？」
別の地方で大半の技マシンを集めたオルガも興味津々に覗き込む。
「“奮い立てる”です！」
「攻撃と特攻を一段階上げる技でーす！結構使えますし、ニャビーやアシマリも覚えるので是非！」
オルガはそれを受け取った。
「見たことのない技マシンにも出会えるんだ……！アローラってすごいッ！」
オルガは技マシンケースにそれを納めながら楽しげに笑う。
「ん……？あちらの方、ご存じですか？」
女子が見つけたのは木陰からオルガ達のバトルを見ていたリーリエ。
気付かれたことに気付いた彼女は小走りでフィールドへやって来る。
「お二人共、勝負が素敵でした！アシマリさんとニャビーさんとの相性もバッチリでしたね」
どうやらバトルが苦手な彼女なりに少しは見ていたようだ。
と、
ピンロンパンロン……！
「チャイム……ですね」
学校では定番のチャイムを始めに、ある放送がかかった。
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CrazyBook - ふわきゅあ@ウランさん» コメントありがとうございます！自分が書けるなりに精一杯書いていきますので、気長にお付き合いください！ (2017年11月28日 16時) (
レス) id: 31b46a970e (このIDを非表示/違反報告)
ふわきゅあ@ウラン - お初にお目にかかります。 いつも楽しく拝読させてもらってます。 CrazyBookさんの文才には、脱帽です笑笑 これからも頑張ってください！ (2017年11月27日 16時) (レス) id: 38276b567f (このIDを非表示/違反報告)
CrazyBook - 桜さん» 参考にさせていただきます！鈍い二人にしっかり恋愛させてみせます！ (2017年4月14日 23時) (レス) id: 8a24e3813f (このIDを非表示/違反報告)
桜 - アローラで、二人にそれぞれ、恋のライバル登場！でも、最後ハッピーエンドな話はどうでしょう？ (2017年4月14日 23時) (携帯から) (レス) id: cbd580bb22 (このIDを非表示/違反報告)
CrazyBook - メルディアナさん» 連れていますよ！ですがリザードンで戦うとあっという間に勝ってしまう気がするので今はほとんどバトルをさせていません！ (2017年4月6日 17時) (レス) id: 8a24e3813f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：CrazyBook | 作成日時：2017年3月22日 22時
