崖下にて ページ47
オルガ「……何よ…」
オルガもニャヒートもピチューの指差したところを見る。
ニャヒート「んにゃ………にゃおんっ！」
するとニャヒートが興奮したように目を見開いた。
アランの腰に取り付けられたモンスターボール、
リザードンとニャヒートのボールだけのはずが一つ増えていた。
オルガ「この短時間で捕まえたの！？そう言えば卵は！？」
オルガは慌ててアランから離れる。
アラン「答えは一つだろ…
俺の卵もさっき孵化したんだよ」
アランは平然とそう答えて増えたボールを投げた。
数分前…アランside
踏んだ地面が簡単に崩れた。
この下って崖だよな…
普通に落ちたら死ぬなこれ。
徐々にスカル団と戦うオルガ達の姿が遠ざかる。
落下を続け、周りが暗くなっていく中俺のモンスターボールが勝手に開いた。
ポン！
リザードン「グオォ！？」
出てきたリザードンは卵を抱いて落下途中の俺を見て唖然とした表情をみせた。
そして素早く俺の下に回り込んで俺を背に乗せる。
今まで落下していた体にガクンと力がかかった気がした。
アラン「ありがとな、リザードン」
リザードンは一声鳴くと崖の壁に当たらないよう慎重に一番奥まで降りていく。
ふと上を見上げると俺がいた地面との亀裂は小さくなっていて光もほとんど届かなくなっている。
リザードンの尻尾の炎が辺りを軽く照らし、少しは周りが見えるようになった。
リザードンの背から降り、卵の無事を確認してみる…
と、
アラン「嘘だろ……」
卵を見事に横切るように亀裂が入っていた。
リザードンもジッと卵を見るが「安心しろ」とでも言いたげに俺の肩を叩く。
そして俺を卵を抱いたまま座らせ、その俺にリザードンが後ろから抱き付くように座った。
ーってことは…
アラン「卵は無事だって言いたいのか…？」
リザードンはブンッと頷いた。
それを見て少しだけ安心できた俺はジッと卵を見続けた。
数十秒後、
パキッ！
と音を立てて亀裂が広がっていく。
卵の中から漏れる光が暗い空間を照らし始めた。
そしてその光が頂点に達したとき俺は反射的に目を閉じた。
しばらくして恐る恐る目を開ける。
俺の腕の中には…
？「からーら…？」
大きめな頭の骨を被り、手に自身と同じぐらいの長さの骨棍棒を持った茶色いポケモンがいた。
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CrazyBook - ふわきゅあ@ウランさん» コメントありがとうございます！自分が書けるなりに精一杯書いていきますので、気長にお付き合いください！ (2017年11月28日 16時) (
レス) id: 31b46a970e (このIDを非表示/違反報告)
ふわきゅあ@ウラン - お初にお目にかかります。 いつも楽しく拝読させてもらってます。 CrazyBookさんの文才には、脱帽です笑笑 これからも頑張ってください！ (2017年11月27日 16時) (レス) id: 38276b567f (このIDを非表示/違反報告)
CrazyBook - 桜さん» 参考にさせていただきます！鈍い二人にしっかり恋愛させてみせます！ (2017年4月14日 23時) (レス) id: 8a24e3813f (このIDを非表示/違反報告)
桜 - アローラで、二人にそれぞれ、恋のライバル登場！でも、最後ハッピーエンドな話はどうでしょう？ (2017年4月14日 23時) (携帯から) (レス) id: cbd580bb22 (このIDを非表示/違反報告)
CrazyBook - メルディアナさん» 連れていますよ！ですがリザードンで戦うとあっという間に勝ってしまう気がするので今はほとんどバトルをさせていません！ (2017年4月6日 17時) (レス) id: 8a24e3813f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：CrazyBook | 作成日時：2017年3月22日 22時
