カウント1、2 ページ42
オルガside
イリマ君の大声に驚いた私の足は慌てて洞窟に駆け込んだ。
しばらく走って足を止めてあることに気が付く。
ーアラン置いてきた…
心配になって恐る恐る振り返ってみる。
と、
アラン「一度試練の場所に入ると試練達成するまで出てこられないそうだ。わかったか？」
アランが平然とした様子で歩いてきていた。
オルガ「ん、了解…巣穴よね……！」
巣穴を探そうと冷静に辺りを見渡してみて初めて気が付いた。
ーすごい綺麗な所…！
天井は高く、その隙間から日の光が射し込んできて苔の生えた岩や木々を優しく照らす。
アラン「茂みの洞窟、って名前も納得できる豊かさだよな」
アランも同じ事を考えていたのかそんなことを呟いた。
って…あれ？
オルガ「ピチュー…？」
肩の上で辺りを珍しそうに眺めていたピチューがいつの間にかいなくなってる。
アラン「あれじゃないか？」
アランが指差したのは砂煙をあげてこちらに走ってくる何か。
それは正真正銘…
ピチュー「ぢゅびび〜(涙)！！」
2匹のコラッタに追われて泣き叫んでいるピチューだった。
オルガ「あらあら……3匹中2匹連れてきちゃった」
私は呆れ半分、面白半分でもうひとつボールからポケモンを出した。
ポン！
アシマリ「しゃま……」
大欠伸をするアシマリにこれまた苦笑いしてしまう。
アラン「来るぞ」
アランの声でハッとピチューの方を見るとピチューは派手に転んで格好の標的になっていた。
オルガ「“アクアジェット”！」
アシマリはキリッとした目付きになるとコラッタ達に突っ込んでいき、吹き飛ばした。
コラッタ1・2「コラッ！」
2匹は吹き飛ばされた先の岩を利用して“電光石火”で戻ってくる。
オルガ「ピチュー、“甘える”！アシマリ、“つぶらな瞳”！」
ダブルで攻撃力を下げるとコラッタ達の目がトローンとしてきて、アシマリとピチューに攻撃を食らわせる前に止まった。
アラン「コイツら雄だな(笑)」
私もアランと同意見。
オルガ「ごめんね、夢から覚めてちょうだい！“電気ショック”に“チャームボイス”！」
アシマリの衝撃派が電気纏って夢見心地なコラッタ達に襲いかかった。
コラッタ達は焦ったように顔を見合わせると巣穴に逃げ帰って行く。
オルガ「あれ倒したにカウントする？」
アランは「あぁ」と頷いてくれた。
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CrazyBook - ふわきゅあ@ウランさん» コメントありがとうございます！自分が書けるなりに精一杯書いていきますので、気長にお付き合いください！ (2017年11月28日 16時) (
レス) id: 31b46a970e (このIDを非表示/違反報告)
ふわきゅあ@ウラン - お初にお目にかかります。 いつも楽しく拝読させてもらってます。 CrazyBookさんの文才には、脱帽です笑笑 これからも頑張ってください！ (2017年11月27日 16時) (レス) id: 38276b567f (このIDを非表示/違反報告)
CrazyBook - 桜さん» 参考にさせていただきます！鈍い二人にしっかり恋愛させてみせます！ (2017年4月14日 23時) (レス) id: 8a24e3813f (このIDを非表示/違反報告)
桜 - アローラで、二人にそれぞれ、恋のライバル登場！でも、最後ハッピーエンドな話はどうでしょう？ (2017年4月14日 23時) (携帯から) (レス) id: cbd580bb22 (このIDを非表示/違反報告)
CrazyBook - メルディアナさん» 連れていますよ！ですがリザードンで戦うとあっという間に勝ってしまう気がするので今はほとんどバトルをさせていません！ (2017年4月6日 17時) (レス) id: 8a24e3813f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：CrazyBook | 作成日時：2017年3月22日 22時
