手伝い料理 ページ38
オルガ「〜♪」
鼻唄混じりにエプロン姿でポケモンセンターのキッチンの一部のスペースを歩き回るオルガ。
そこにあるテーブルには既に様々な料理やお菓子が並んでいた。
ピチュー「ちゅちゅぴ！」
オルガ「こーら、駄目よ♪」
オルガは冷まし途中のクッキーをつまみ食いしようとするピチューを抱き上げてテーブルから遠ざけた。
ピチューは「何でだよ…」と言いたげにオルガをジト目で見つめる。
オルガ「そんな顔しないで！夕飯できて、その後にかるーくお茶するときに皆で食べるからね？」
ピチューは素直に頷いた。
アシマリ「しゃままぁ？」
オーブンの番をしていたアシマリが声をあげる。
オルガ「どう？焼けた？…おー！」
恐る恐るオルガがオーブンを開けるとこんがりと焼き目の付いたピザが出来上がっていた。
アシマリも思わず手を叩く。
オルガ「ありがとね、アシマリ！」
オルガは火傷をしないようにピザを器ごと取り出していく…
次の瞬間、
ムウマ「ムマッ！」
オルガ「ぎゃぁぁぁぁぁッ！」
オルガの正面の壁からムウマがヌッと姿を現した。
それに驚くオルガの手からピザ入りの器が離れる。
アシマリ「しゃ…しゃまぁ！」
アシマリが水のバルーンでそれをワンバウンドさせ、その自身より大きな跳ねた器をピチューは滑り込んで受け止めた。
オルガ「………とりあえずピチューとアシマリはありがとうだけど…
ムウマ！私がビビりなの知ってるでしょ！？「怖いからやめて！」って言ったの今日で何回目！？」
ムウマは尻餅をついた体勢のまま叫ぶオルガを見てケラケラと笑う。
このやり取りを料理中に何度も見ているアシマリとピチューは思わず苦笑いだ。
ムウマ「ムゥ……！」
オルガは立ち上がって自身の周囲を飛び回るムウマにフッと微笑んだ。
オルガ「悪戯好きなトコロ、少し私にそっくり！なら仕方ないか(笑)親は私だし」
オルガはパンパンと手を二度叩くとアシマリとピチュー、ムウマの方を向いた。
オルガ「あとはこれを部屋に持って帰るの！手伝いよろしくね！」
オルガがそう言うとアシマリが料理の乗ったテーブルに上り、オルガの頭の上に皿を乗せた。
更にオルガは両手に料理を持ち、アシマリ達も各自持てるだけ料理を持った。
それでもテーブルに余る料理。
オルガ「……横着は良くないよね。もう一往復しますか」
オルガは自身に言い聞かせるように呟くと先に部屋に向かったアシマリ達を追った。
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CrazyBook - ふわきゅあ@ウランさん» コメントありがとうございます！自分が書けるなりに精一杯書いていきますので、気長にお付き合いください！ (2017年11月28日 16時) (
レス) id: 31b46a970e (このIDを非表示/違反報告)
ふわきゅあ@ウラン - お初にお目にかかります。 いつも楽しく拝読させてもらってます。 CrazyBookさんの文才には、脱帽です笑笑 これからも頑張ってください！ (2017年11月27日 16時) (レス) id: 38276b567f (このIDを非表示/違反報告)
CrazyBook - 桜さん» 参考にさせていただきます！鈍い二人にしっかり恋愛させてみせます！ (2017年4月14日 23時) (レス) id: 8a24e3813f (このIDを非表示/違反報告)
桜 - アローラで、二人にそれぞれ、恋のライバル登場！でも、最後ハッピーエンドな話はどうでしょう？ (2017年4月14日 23時) (携帯から) (レス) id: cbd580bb22 (このIDを非表示/違反報告)
CrazyBook - メルディアナさん» 連れていますよ！ですがリザードンで戦うとあっという間に勝ってしまう気がするので今はほとんどバトルをさせていません！ (2017年4月6日 17時) (レス) id: 8a24e3813f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：CrazyBook | 作成日時：2017年3月22日 22時
