お礼は程々に… ページ37
オルガ「スカル団と戦うの…面白味に欠けるのよね〜…」
オルガが不満げに唇を尖らせる。
アラン「今回はここを守れたんだから良かっただろ？」
「まーね」と空返事を返すオルガにアランは苦笑しつつもニャビーをボールに戻した。
と、
男性「お前さん達とポケモン達、大したもんだなぁ！」
武器のように持っていたシャベルを置き、にこやかな笑みを見せながら男性が何かの入ったカゴを持ってやって来た。
オルガ「この子のお陰ですよ！」
オルガは肩のピチューの頬を指で撫でた。
男性「スカル団の馬鹿共を追い払ってくれた礼だ！受け取ってくれ！」
男性はそのカゴをアランの手に持たせる。
アラン「重……ッ！」
急に腕にかかった負担にアランはすぐさまカゴを地面に置いた。
オルガ「何？…うわぁ…！」
覗き込んだオルガとピチューが目を輝かせる。
男性「スカル団が来る前に採っていた木の実だよ」
男性の言う通り新鮮で艶のあるオレンの実、キーの実、モモンの実、カゴの実が大量に入っていた。
アラン「こんなに大量に…良いんですか？」
アランは視線をカゴから男性に移す。
男性「礼だと言ったろ？ここのデリバード達は戦いを好まない。かと言ってスカル団の好きなようにさせるのは嫌だったらからなぁ！」
「ありがとうよ！」と大きく笑い、男性は木の実畑の隅に立つログハウスに帰っていった。
オルガ「貰ったは良いけど…どう運ぶ？」
オルガはモモンの実を手に取りながら尋ねた。
アラン「近くにポケモンセンターあるんだろ？そこでオルガが何か作れば良いんじゃないか？」
「俺が食いたいだけなんだけどな」と付け足して笑うアランにオルガも笑い返した。
オルガ「ロトム〜…ポケモンセンターまだぁ〜…？」
ゼェゼェと息を吐き、膝に手を当てたオルガがロトムを見上げる。
ロトム『あと30分ぐらいロトね』
オルガの口から「あ"〜…」と言う溜め息混じりの声が漏れた。
アラン「お前が木の実半分持つって言ったからだろ？だから俺が全部持つって言ったのに…」
アランはブツブツと言いながらオルガの手から先程の木の実の入った袋を取り上げて自分の持つカゴと合体させる。
そしてオルガの手を握ると「行くぞ」と言って坂を登り始めた。
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CrazyBook - ふわきゅあ@ウランさん» コメントありがとうございます！自分が書けるなりに精一杯書いていきますので、気長にお付き合いください！ (2017年11月28日 16時) (
レス) id: 31b46a970e (このIDを非表示/違反報告)
ふわきゅあ@ウラン - お初にお目にかかります。 いつも楽しく拝読させてもらってます。 CrazyBookさんの文才には、脱帽です笑笑 これからも頑張ってください！ (2017年11月27日 16時) (レス) id: 38276b567f (このIDを非表示/違反報告)
CrazyBook - 桜さん» 参考にさせていただきます！鈍い二人にしっかり恋愛させてみせます！ (2017年4月14日 23時) (レス) id: 8a24e3813f (このIDを非表示/違反報告)
桜 - アローラで、二人にそれぞれ、恋のライバル登場！でも、最後ハッピーエンドな話はどうでしょう？ (2017年4月14日 23時) (携帯から) (レス) id: cbd580bb22 (このIDを非表示/違反報告)
CrazyBook - メルディアナさん» 連れていますよ！ですがリザードンで戦うとあっという間に勝ってしまう気がするので今はほとんどバトルをさせていません！ (2017年4月6日 17時) (レス) id: 8a24e3813f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：CrazyBook | 作成日時：2017年3月22日 22時
