学習能力 ページ35
オルガ「いたたたた……ん？」
オルガを引きずるデリバードが足を止めたのは大きな木の陰。
そこからオルガが顔を覗かせると見覚えのある二人の男に詰め寄られている初老の男性がいた。
男1「つまんねー木の実だけどよ！スカル団が使ってやるんだよ！スカッと爽やかスカル団がよ！」
男1が詰め寄るが男性はジッと睨み付けるばかり。
男2「オレンの実、俺んの！とか言っても良いッスカ？」
男2も詰め寄るが遂に男性は男二人を突き飛ばした。
そしてシャベルを身構える。
男性「ポケモンになら喜んで食わせるがお前らなんかには渡さんぞ…！」
その言葉に怪訝そうに眉を寄せる男二人は再び男性に詰め寄った。
男1「ポケモンより下かよ！？俺もアンタと同じ人間d… アラン「お前らの方がよっぽどレベルが低いけどな！」あ？」
オルガが止める間もなく、遅れて現れたアランが声を張り上げた。
男二人は目を見開く。
アランが相手に見つかった事でオルガも木の陰から姿を現した。
更に目を見開く男二人はオルガ達に詰め寄ってきた。
男1「あ？あ？何だよ？この爺の味方すんのか？」
オルガ「普通そうでしょ…ねー？」
詰め寄る男に臆することなくオルガは頭の上に戻ってきたピチューに小首をかしげる。
ピチューはクスクスと笑って頷いた。
男2「やるんスカ？戦うんスカ？ポートエリアで負けた俺達の本気、見せてやるとしまスカ！」
その言葉にアランもボールを構える。
が、
男性「気持ちは嬉しいがね…スカル団は暇を持て余してただ暴れているチンピラ。こんなのと関わり合いにならずに君達は島巡りをしていなさい。君達こそ暇じゃないだろう？」
男性がオルガのポーチの島巡りの証を指差した。
アラン「いや…コイツらと会ったの今日二回目なんで大丈夫です」
オルガも諦めたように首を縦に振った。
これで男二人の苛々が頂点に達した。
男1「こんなの？…モノ扱いかよ！？」
そして苛々の矛先を…
男2「逃げるんスカ？負けるのが怖いんスカ？」
オルガとアランに向けてきた。
オルガ「その言葉、そっくりそのまま返してあげる♪頼むよ！」
ピチュー「ちゅちゅっぴ！」
ピチューがオルガの頭から飛び降りて戦闘体制になる。
アラン「学習能力がないな…」
アランは呆れたように溜め息をつくと手に持っていたボールを投げた。
ポン！
ニャビー「んにゃぶ！」
出てきたのは毎度お馴染みのニャビー。
男2「お前らをボコボコにしてポケモン奪って俺達が強いところ見せてやるとしまスカ！」
男二人もボールを投げた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 35人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
CrazyBook - ふわきゅあ@ウランさん» コメントありがとうございます！自分が書けるなりに精一杯書いていきますので、気長にお付き合いください！ (2017年11月28日 16時) (
レス) id: 31b46a970e (このIDを非表示/違反報告)
ふわきゅあ@ウラン - お初にお目にかかります。 いつも楽しく拝読させてもらってます。 CrazyBookさんの文才には、脱帽です笑笑 これからも頑張ってください！ (2017年11月27日 16時) (レス) id: 38276b567f (このIDを非表示/違反報告)
CrazyBook - 桜さん» 参考にさせていただきます！鈍い二人にしっかり恋愛させてみせます！ (2017年4月14日 23時) (レス) id: 8a24e3813f (このIDを非表示/違反報告)
桜 - アローラで、二人にそれぞれ、恋のライバル登場！でも、最後ハッピーエンドな話はどうでしょう？ (2017年4月14日 23時) (携帯から) (レス) id: cbd580bb22 (このIDを非表示/違反報告)
CrazyBook - メルディアナさん» 連れていますよ！ですがリザードンで戦うとあっという間に勝ってしまう気がするので今はほとんどバトルをさせていません！ (2017年4月6日 17時) (レス) id: 8a24e3813f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：CrazyBook | 作成日時：2017年3月22日 22時
