仮親決定 ページ22
アラン「で、ご丁寧にお持ち帰りもか…」
店を出て尚マラサダが2、3個入った紙袋を持つオルガを諦めたように見るアラン。
オルガ「そーよ！何が悪いの？」
ピチュー「ちゅちゅぴ！」
ピチューとオルガの反論を「はいはい」と流す姿はもはやプロだ。
オルガ「さてと…遂に来ちゃった…」
オルガはマラサダショップの隣にある交番で足を止める。
ピチュー「ちゅぴ…？」
先程と違う雰囲気のオルガにピチューの警戒心も上がった。
オルガ「すみませーん！」
入口から大声で叫ぶ。
ジュンサー「はーい！」
奥からバタバタとジュンサーが出てきた。
オルガ「迷子のポケモン拾ったんですけど…」
オルガは机にピチューを降ろす。
ジュンサー「いつ、どこで見つけましたか？」
ジュンサーはメモを取り出した。
アラン「昨日の夕方、ポケモンセンター近くのベンチの下ですね」
ジュンサーはメモを見ながらパソコンで調べ始める。
ジュンサー「他からもそのような連絡は入っていないのよね…」
ジュンサーは頷くと用紙とペンを取り出した。
ジュンサー「ここに貴女の名前等を書いてください」
オルガはカリカリと記入していく。
用紙は綺麗に埋められて返却された。
ジュンサー「ではこちらで預からせていただきますね！」
ジュンサーがピチューを抱き上げる…
が、
ピチュー「ちゅ…ぴちゅっ！」
ピチューはその腕をすり抜けてオルガの肩に跳び乗った。
オルガ「こーら、親に会えなくなるよ？」
オルガは再び机にピチューを降ろす。
ピチューはオルガの頭の上まで這い上がった。
ピチュー「ぴちゅちゅ！」
そしてジュンサーを威嚇するようにパチパチと電気を溜める。
ジュンサーはそんなピチューを見て笑みをこぼした。
ジュンサー「ピチューはオルガさんに着いていきたいようですね」
オルガ「親じゃないですし…」
首を振るオルガ。
ジュンサー「実は…預けられたポケモンは一週間後に里親を探されるんです。オルガさんが島巡りをされる最中に親を探す方がピチューにとって良いと思いますよ！」
オルガはピチューをジッと見つめる。
オルガ「わかりました！この子のトレーナーが見つかるまで仮親します！」
オルガの決断にピチューは歓声をあげ、ジュンサーも満足そうに頷いた。
オルガの仮ポケモン
ピチュー ♂
“電気ショック” “甘える” “尻尾を振る” “天使のキッス”
食い意地の張った可愛らしい奴。
オルガ大好きっ子。
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CrazyBook - ふわきゅあ@ウランさん» コメントありがとうございます！自分が書けるなりに精一杯書いていきますので、気長にお付き合いください！ (2017年11月28日 16時) (
レス) id: 31b46a970e (このIDを非表示/違反報告)
ふわきゅあ@ウラン - お初にお目にかかります。 いつも楽しく拝読させてもらってます。 CrazyBookさんの文才には、脱帽です笑笑 これからも頑張ってください！ (2017年11月27日 16時) (レス) id: 38276b567f (このIDを非表示/違反報告)
CrazyBook - 桜さん» 参考にさせていただきます！鈍い二人にしっかり恋愛させてみせます！ (2017年4月14日 23時) (レス) id: 8a24e3813f (このIDを非表示/違反報告)
桜 - アローラで、二人にそれぞれ、恋のライバル登場！でも、最後ハッピーエンドな話はどうでしょう？ (2017年4月14日 23時) (携帯から) (レス) id: cbd580bb22 (このIDを非表示/違反報告)
CrazyBook - メルディアナさん» 連れていますよ！ですがリザードンで戦うとあっという間に勝ってしまう気がするので今はほとんどバトルをさせていません！ (2017年4月6日 17時) (レス) id: 8a24e3813f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：CrazyBook | 作成日時：2017年3月22日 22時
