【あーん】時々【照れ】 ページ21
オルガ「買って来たよー！」
オルガはアランの頬をツンツンとつつく。
アラン「どんだけ買って来てんだよ…」
オルガが片手で持つ大量のマラサダを見て声を漏らした。
オルガ「ピチューに良い思い出作って欲しいの！あと私も食べたかった！」
オルガは興奮して跳び跳ねるピチューから遠ざけるようにトレーをテーブルへ置く。
そしてマラサダを少しずつ千切ってピチューの前に並べた。
シブサダを食べながらアランはそれを見守る。
オルガ「どれ好き？」
ピチューはそれぞれ香りを嗅ぐとマトマ入りカラサダに目をつけた。
オルガはそれを手に取り、ピチューの前に差し出す。
オルガ「あ〜ん♪」
ピチューはパクリとカラサダに食い付いた。
ピチューを眺めるオルガを見てアランは一人顔を赤くする。
オルガ「…どしたの？」
オルガはピチューにカラサダをまるごと渡してアマサダを食べ始めた。
アラン「いや…何も…//」
オルガはそんなアランを見て薄く笑った。
そして自身の食べかけのアマサダを千切ってアランに差し出す。
オルガ「あ〜ん♪」
アラン「…！や、止めろよ…//」
そっぽを向いてシブサダを食べ続けるアラン。
オルガは「うー…」と唸りアマサダを飲み込むと、アランのシブサダにかじりついた。
アラン「お、おい！？」
戸惑うアランをよそにモグモグとシブサダを食べていくオルガ。
オルガ「ふぁ〜んふぁふぇふぇふぅふぇふぁふぁふぅふぁふぁふぁ！(あ〜んさせてくれなかったから！)」
上目使いで食べるオルガからアランは目が離せなくなる。
オルガ「ふぅっ…」
いつの間にかシブサダはアランの手から消えていた。
アラン「…ったく……//」
満更でもなさそうなアランが手に取ろうとしたシブサダをオルガが先に取る。
オルガ「今度こそするの！」
オルガはシブサダを千切ってアランに差し出した。
アラン「……//」
顔が真っ赤のまま口を開こうとしないアラン。
オルガ「))ボソッ 口移しとどっちが良い？」
「どっちでも良いよ〜♪」とも付け加えた。
アラン「…/////」
アランは本気のオルガに観念したのか大人しく「あ〜ん♪」を受け入れた。
その代わり…
アラン「ほら、あーん」
オルガ「〜♪」
アマサダを「あーん」で食べさせるが恥じらいを見せずにパクパクと食べていくオルガ。
アラン「(悔しいけど…嬉しい物だな…)」
アランは自分の前で笑う彼女を見て自然と微笑んだ。
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CrazyBook - ふわきゅあ@ウランさん» コメントありがとうございます！自分が書けるなりに精一杯書いていきますので、気長にお付き合いください！ (2017年11月28日 16時) (
レス) id: 31b46a970e (このIDを非表示/違反報告)
ふわきゅあ@ウラン - お初にお目にかかります。 いつも楽しく拝読させてもらってます。 CrazyBookさんの文才には、脱帽です笑笑 これからも頑張ってください！ (2017年11月27日 16時) (レス) id: 38276b567f (このIDを非表示/違反報告)
CrazyBook - 桜さん» 参考にさせていただきます！鈍い二人にしっかり恋愛させてみせます！ (2017年4月14日 23時) (レス) id: 8a24e3813f (このIDを非表示/違反報告)
桜 - アローラで、二人にそれぞれ、恋のライバル登場！でも、最後ハッピーエンドな話はどうでしょう？ (2017年4月14日 23時) (携帯から) (レス) id: cbd580bb22 (このIDを非表示/違反報告)
CrazyBook - メルディアナさん» 連れていますよ！ですがリザードンで戦うとあっという間に勝ってしまう気がするので今はほとんどバトルをさせていません！ (2017年4月6日 17時) (レス) id: 8a24e3813f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：CrazyBook | 作成日時：2017年3月22日 22時
