ブティック ページ13
「美味しいもの食べるー！」
そう言い残してどこかへ行ってしまったハウをよそにオルガ達は町中をブラブラと歩いている。
「あ……」
リーリエが足を止めたのは一件のブティックだ。
『オルガのパーカー、背中が若干破れてるロト』
等のオルガは「そう言えば…」と呟くだけ。
ロトムも彼女が忘れていた事に軽く呆れの色を見せていた。
「女子組は興味あるんだろ？入ろう」
オルガは「サンキュー！」と店へ入っていく。
と、
「おめでとうございまーす！！」
急に店内の店員全員から声をかけられた。
「どうかしました？」
後から入るリーリエもアランも不思議そうにオルガを見る。
等のオルガが一番状況を呑み込めていないのだが。
「お客様が来店99999人目です！記念にこちらをどうぞ！」
オーナーらしき男性がオルガに小さな袋を渡す。
「中身は秘密です。では、お買い物をお楽しみください！」
オーナーも去り、静かなブティックに戻った途端オルガはハッとしたように店内の服を見始めた。
リーリエもそれに続いて服を見ていくのだが……
これと言って手に取るモノは無い。
アランも楽しそうなオルガの後を着いていくだけだ。
と、
「ね、アラン！これどう？」
オルガは黒色のリボンの巻かれたトリルビーハットを被って見せた。
アランは何を思ったか無言でそれをオルガの頭から外し、手に持ったままどこかへ行く。
「アラン！？」
戸惑うオルガを前にアランはポン、とレジにそれを置くと財布を取り出した。
「欲しいんだろ？これなら買ってやれるからさ」
そう言って笑うアランにオルガはポッと顔を赤くした。
その後様々な服を試着した挙げ句、オルガは中央にドデカバシと言うポケモンのプリントされたグレーのガレッジタンクトップに黒のホットパンツ、白のニーハイソックスを購入。
それに先程アランが買ってくれた黒いリボンのトリルビーハットを被り、いつものスニーカーと言う格好になって店を出たオルガは夕暮れ色の空に向かって伸びをした。
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CrazyBook - ふわきゅあ@ウランさん» コメントありがとうございます！自分が書けるなりに精一杯書いていきますので、気長にお付き合いください！ (2017年11月28日 16時) (
レス) id: 31b46a970e (このIDを非表示/違反報告)
ふわきゅあ@ウラン - お初にお目にかかります。 いつも楽しく拝読させてもらってます。 CrazyBookさんの文才には、脱帽です笑笑 これからも頑張ってください！ (2017年11月27日 16時) (レス) id: 38276b567f (このIDを非表示/違反報告)
CrazyBook - 桜さん» 参考にさせていただきます！鈍い二人にしっかり恋愛させてみせます！ (2017年4月14日 23時) (レス) id: 8a24e3813f (このIDを非表示/違反報告)
桜 - アローラで、二人にそれぞれ、恋のライバル登場！でも、最後ハッピーエンドな話はどうでしょう？ (2017年4月14日 23時) (携帯から) (レス) id: cbd580bb22 (このIDを非表示/違反報告)
CrazyBook - メルディアナさん» 連れていますよ！ですがリザードンで戦うとあっという間に勝ってしまう気がするので今はほとんどバトルをさせていません！ (2017年4月6日 17時) (レス) id: 8a24e3813f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：CrazyBook | 作成日時：2017年3月22日 22時
