卵 ページ46
「ポケモンの卵……！」
オルガはいち早く駆け寄る。
ククイは卵をテーブルに並べた。
一番左は薄赤色の殻に白い斑模様がついた卵、
真ん中は水色の殻に茶色い四角形の模様がついた卵、
そして一番右はラベンダー色の殻に赤色丸が殻をくるりと取り巻くように一周している柄の卵だった。
「オルガが一番でいいよー！」
「年下に譲ってもらったな」
アランにポンポンと頭を撫でられプクッと頬を膨らませるものの、オルガはすぐに卵達に向き直った。
ジーッと卵を見つめると……
「私この子にする！」
オルガは右の卵に手を伸ばした。
その後ハウが中央の卵、アランが左の卵を手に入れた。
「その卵からは何が産まれてくるか分からない。卵をくれた預かり屋もそう言っていた。まぁ島巡りの途中で預かり屋に寄って、産まれたポケモンを見せに行くと良いぜ！」
三人は頷いた。
「博士、この子達お願いしますね」
オルガはククイの前にボールの入った鞄を押し出す。
「了解！何か注意した方が良いことはあるかい？」
ククイは鞄からボールを出しながら尋ねる。
「バトルに関しては自分達でバトルを始めるので気を使う必要は無いです。あと勝手に出かける事はあっても大抵その日の内に戻ってくるので心配はいりません。もしも本当にいなくなったら連絡ください！」
「了解、任せてくれ！」
オルガの熱のこもった声にククイは頷いた。
「さてと……オルガ、アラン、ハウ！次行こうぜ！案内したい所があるんだ！」
「どこですか？」
聞き返すアランに、腰に手を当てたククイは
「トレーナーズスクール！」
と声を張り上げた。
『ポケモン勝負を通じてトレーナーの基礎を学ぶロト！』
「私達はもう復習段階かも知れないけど……」
ロトムの言葉に苦笑するオルガ。
「島巡りチャンピオンの道も一歩からだぜ！ハウはどうする？」
ククイは研究所を出ようとしていたハウを呼び止める。
「俺ーポケモンと遊ぶー！じゃなくて……鍛えるー！」
ハウはそう言って手を振ると研究所を出ていった。
「島巡り……これで人々は世界に触れていくのですね……！」
リーリエは少し憧れのように呟く。
「一緒に来る？」
リーリエはチラリ、とククイを見た。
「オルガ達がロトムに慣れるまで案内を頼むぜ！僕もすぐにトレーナーズスクールに向かうからさ！」
リーリエは頷き、オルガ達と共に研究所を後にした。
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CrazyBook - 桜さん» 了解です！本編の途中の番外編で入れてみますね！ (2017年3月23日 16時) (
レス) id: 6ea05a5715 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - ポケモンを選ぶ時の、ニャビーsideを読んでみたいです。 (2017年3月22日 22時) (携帯から) (レス) id: cbd580bb22 (このIDを非表示/違反報告)
CrazyBook - メルディアナさん» 少し難しいかもしれません(汗)できる限り努力してみます！ (2017年3月18日 12時) (レス) id: 6ea05a5715 (このIDを非表示/違反報告)
メルディアナ(プロフ) - オルガの新しい仲間に可能ならムウマージをいれてほしいです。 (2017年3月18日 11時) (レス) id: 3b894e4bc2 (このIDを非表示/違反報告)
CrazyBook - メルディアナさん» 確かにそのカップルもイチャイチャさせてあげられてないんですよね…アローラでデートでもさせてみますか！(笑) (2017年3月14日 21時) (レス) id: 6ea05a5715 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：CrazyBook | 作成日時：2017年3月3日 18時
