ロトム図鑑 ページ44
「やぁ、ロトム!」
オルガ達の周りを飛び回っていたロトムはククイの側で止まる。
「君の好きなポケモン図鑑をパワーアップさせたんだ!オルガ達の手助け、よろしく頼むぜ!」
ロトムは了解!と言うように鳴き声をあげ、図鑑に入って行った。
数秒後……
図鑑の出っ張っていたところが目のように開き、パッと左右に手のような部品が開いた。
そして一人でフワリと宙に浮く。
一同をそれだけでも驚かせたのに……
『ボクはロトム図鑑ロト!よロトしく!』
ロトムは平然と自己紹介をし、ペコリと礼をするような仕草を見せた。
「……すごいな」
アランは感嘆の声をもらす。
「どうだいオルガ、アラン!ロトムが喋れるようになったろ?着いてきてくれるからバッグにも入れなくていい!」
ククイがどうだ!とばかりに胸を張る。
「バージョンアップって……ロトムの事だったんですね!」
オルガは興味津々にロトムをグルリと観察する。
『初めて見る顔だロト』
ロトムは負けじとオルガを観察する。
「二人はアローラに来て日が浅い。ナビとしてロトム図鑑を渡すよ!どうやらロトムの様子を見るにオルガを気に入ったようだね!」
ククイの言葉にロトムは頷く。
『この人が良い人の確率、98.9%ロト!』
ロトムの宣言に苦笑するオルガ。
「私オルガ!よろしくね!」
「俺はアラン、よろしくな」
二人はロトムの手のような部品に軽く手を当てた。
『データ更新中……
データ、アップデートロト!』
「ロトムさん、すごく賢いポケモンなんです。一緒に島巡りをすればきっと力になってくれますよ!」
リーリエは嬉しそうに微笑んだ。
『ボクの機能は図鑑だけじゃないロ!タウンマップにテレビ電話、部品を加えれば写真だってとれるんだロト!』
ロトムは自身の画面の機能を変化させながら説明する。
「なぁ、登録すれば俺のタウンマップとロトムは連絡はとれるのか?」
アランはオルガに貰った黒色のタウンマップを取り出した。
『もちロト!』
ロトムはタウンマップに軽く手をかざす。
『データ受け取り中……
アランを登録したロト!ついでにタウンマップを更新したロト!』
アランが開くとタウンマップはアローラの地図が入った最新バージョンになっており、通信相手リストの中に【ロトム図鑑:オルガ】と表示されていた。
85人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
CrazyBook - 桜さん» 了解です!本編の途中の番外編で入れてみますね! (2017年3月23日 16時) (レス) id: 6ea05a5715 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - ポケモンを選ぶ時の、ニャビーsideを読んでみたいです。 (2017年3月22日 22時) (携帯から) (レス) id: cbd580bb22 (このIDを非表示/違反報告)
CrazyBook - メルディアナさん» 少し難しいかもしれません(汗)できる限り努力してみます! (2017年3月18日 12時) (レス) id: 6ea05a5715 (このIDを非表示/違反報告)
メルディアナ(プロフ) - オルガの新しい仲間に可能ならムウマージをいれてほしいです。 (2017年3月18日 11時) (レス) id: 3b894e4bc2 (このIDを非表示/違反報告)
CrazyBook - メルディアナさん» 確かにそのカップルもイチャイチャさせてあげられてないんですよね…アローラでデートでもさせてみますか!(笑) (2017年3月14日 21時) (レス) id: 6ea05a5715 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:CrazyBook | 作成日時:2017年3月3日 18時