名残惜しい ページ40
ポケモンセンターでは、
窓から戻るオルガのパートナー達とリザードンをラティオスが急かす。
『ほらほら早く入って!オルガとアランが帰ってくる前には絶対戻っておいた方が良いから!
サーナイトとリザードンは!?あ、いるね。そんな目で見るなよ……お前らが楽しそうに出ていくから帰ってくるの遅くなると思ってただけで……
おい!今度こそアブソルどこだよ!?ついでにリーフィアも帰ってないし……』
ラティオスはティオの姿になり、窓の下を覗く。
と、
「ごめんなさい!迷子のこの子探してたの!」
背中にリーフィアを乗せたアブソルが走ってきた。
アブソルは器用に辺りの木々や建物を利用し、ポケモンセンターの窓に飛び込む。
その瞬間、
「ただいま〜……!」
「リザードン、ゆっくりできたか?」
部屋の扉からオルガとアランが帰ってきた。
「あ、おかえり」
ティオを筆頭にポケモン達も鳴き声をあげる。
「あなた達は出掛けてもちゃんと戻ってくるから楽なのよね〜……」
えらい、と呟きながやオルガはふぁさふぁさとアブソルの頭を撫でた。
『……オルガ、それなんだ?』
ゾロアークはオルガの右腕のZリングを指差す。
「そうよ聞いて!ついにZリング手に入れちゃった!!」
興奮するオルガとは対照的にポケモン達は目を点にする。
「こっちの地方でのメガシンカみたいな文化だ。その代わり、メガシンカとは違ってZクリスタルを集めればどのポケモンでもZ技を発動できるらしい」
アランの説明に、メガシンカをすることができなかったイーブイズが歓声をあげた。
「あ、そうそう。明日皆をククイ博士の所に預ける事になったの。明日から本格的に島巡り開始かな?」
……
『……じゃあしばらく会えなくなんのか』
ゾロアークが珍しく小さな声で呟く。
「まぁね……ひとつひとつのポケモンセンター着く度に連絡入れるからさ!元気出してって!貴女の元気は皆を元気にできるんだから!」
オルガはゾロアークにギューッと抱きつく。
『離れろよ……!もうガキじゃねぇんだし……!』
口ではそう言うものの、ゾロアークも名残惜しそうにオルガを抱き返していた。
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CrazyBook - 桜さん» 了解です!本編の途中の番外編で入れてみますね! (2017年3月23日 16時) (レス) id: 6ea05a5715 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - ポケモンを選ぶ時の、ニャビーsideを読んでみたいです。 (2017年3月22日 22時) (携帯から) (レス) id: cbd580bb22 (このIDを非表示/違反報告)
CrazyBook - メルディアナさん» 少し難しいかもしれません(汗)できる限り努力してみます! (2017年3月18日 12時) (レス) id: 6ea05a5715 (このIDを非表示/違反報告)
メルディアナ(プロフ) - オルガの新しい仲間に可能ならムウマージをいれてほしいです。 (2017年3月18日 11時) (レス) id: 3b894e4bc2 (このIDを非表示/違反報告)
CrazyBook - メルディアナさん» 確かにそのカップルもイチャイチャさせてあげられてないんですよね…アローラでデートでもさせてみますか!(笑) (2017年3月14日 21時) (レス) id: 6ea05a5715 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:CrazyBook | 作成日時:2017年3月3日 18時