新ポケモン ページ36
広場に集まった大勢の人々は、中央の地面より一段高い木のフィールドに立つハラに視線を集めた。
「島に暮らす命、島巡りを楽しむ者……全ての無事を祈ります。ではこれよりメレメレ島の守り神、カプ・コケコに捧げるポケモン勝負を始めます。かたやハウ、島キングの孫」
ハウがいつも通りのリラックスした雰囲気で木のフィールドにあがる。
「こなたオルガ、カプ・コケコに出会った者」
オルガが木のフィールドに上がると同時に人々がざわめいた。
「好奇心旺盛なカプ・コケコらしいねぇ」
「こりゃ楽しみだ！」
人々の中からはこう言う声も聞こえてきた。
「アシマリ、オルガをよろしくな！」
アランはオルガとその腕のアシマリに手を振る。
オルガもアシマリも、小さく手を振り返すとハウへ向き直った。
「お互いが楽しいって思えたらきっと良い勝負になるよねー！」
頭の後ろで手を組んだハウ。
彼は、バトルが楽しみで仕方がないと言うような笑みを浮かべていた。
「両者共に一体ずつ。オルガもハウもポケモンの力を発揮させよ！！」
ハラの声が響き渡る。
「頼むよー！」
ポン！
「It's show time！」
「しゃまぁっ！」
オルガの腕からアシマリが、
ハウの投げたモンスターボールからは……
「ピチュチュッ！」
【子ねずみポケモン】のピチューが登場した。
「え、捕まえたの！？」
「えへへー！……リリィタウンの近くでねー！行くよー、ピチュー！」
その愛くるしさ目を輝かせるオルガにピチューは頷き、アシマリを威嚇するようにパチパチと電気を発生させた。
「アシマリ、“鳴き声”！」
アシマリの甲高い声が辺りに響く。
「効かないもんねー！“電気ショック”！」
ピチューは頬を擦り、小さな電気の塊をアシマリに放っていく。
「“チャームボース”！」
アシマリはそれを声の衝撃派で相殺した。
「うー！“甘える”！」
ピチューはアシマリに甘えるように擦り寄る。
動揺したアシマリは“水鉄砲”でピチューを自身から引き離した。
その時、オルガの顔がパッと輝いた。
もちろん面白い戦法を考えたことで。
「フフッ……！“水鉄砲”でフィールドを水浸しに！」
アシマリは上空へ水を噴き上げ、フィールドを軽い水溜まりにした。
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CrazyBook - 桜さん» 了解です！本編の途中の番外編で入れてみますね！ (2017年3月23日 16時) (
レス) id: 6ea05a5715 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - ポケモンを選ぶ時の、ニャビーsideを読んでみたいです。 (2017年3月22日 22時) (携帯から) (レス) id: cbd580bb22 (このIDを非表示/違反報告)
CrazyBook - メルディアナさん» 少し難しいかもしれません(汗)できる限り努力してみます！ (2017年3月18日 12時) (レス) id: 6ea05a5715 (このIDを非表示/違反報告)
メルディアナ(プロフ) - オルガの新しい仲間に可能ならムウマージをいれてほしいです。 (2017年3月18日 11時) (レス) id: 3b894e4bc2 (このIDを非表示/違反報告)
CrazyBook - メルディアナさん» 確かにそのカップルもイチャイチャさせてあげられてないんですよね…アローラでデートでもさせてみますか！(笑) (2017年3月14日 21時) (レス) id: 6ea05a5715 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：CrazyBook | 作成日時：2017年3月3日 18時
