新入り歓迎会 ページ26
数時間後、
時差ボケで眠ったアランと、パートナー達の相手をして疲れて寝たオルガを放ってポケモン達は一部屋を貸し切り談話中だ。
「リザードン久しぶりぃ〜〜!!」
サーナイトがアランのリザードンを押し倒す勢いで抱きつく。
「お、おいサーナイト!皆の目の前じゃなくても……!」
マスター似の照れが隠せないリザードンは、ただでさえ赤っぽい顔を更に赤く染めた。
「なんで進化前から一緒なのに緊張するのよ?」
「それだから緊張するんだろ!?」
有り得ない、と言いたげなエーフィへすかさず言い返すリザードン。
そんなリザードンを見てゾロアークが豪快に笑う。
『あー面白れぇ!バトルじゃ強ぇのに恋愛に関しちゃレベル5とかだろ!!』
「5はくれるんだ……!」
リザードンの肩に持たれるサーナイトも小さく笑う。
どうやら彼女もリザードンが恋愛に疎いのを自覚しているようだ。
「一応付き合って1年ちょっとは経つもんね……!」
「もうそんなに経ったか……」
シャワーズと顔を見合わせ、アブソルがしみじみと呟く。
『で、そこのアシマリちゃんとニャビーちゃん!なんでお互いにマスター選んだの?』
ラティアスが黙り込んでいる新入りに話を振った。
「私は……アランさんに一目惚れしましたの……」
恥じらいながら口を開くニャビー。
そんな彼女へ一同の口がパカッと開いた。
「うわぁ……オルガを敵に回すぞニャビー……」
「……どういうことですの?」
やっとの声を絞り出すラグラージにニャビーはコテン、と首をかしげた。
「つまり……アタシのマスターとアンタのマスターが恋人ってことじゃないの?」
興味無さげにサラリと言い切ったアシマリに、ニャビーの毛が逆立った。
「私のアランさんを!?何を抜け駆けしてるのよ貴女達のマスターは!?」
「いや……知らない知らない」
意外に冷静に首を振る一同に、ニャビーの苛々は募るばかりだ。
「アランさんの好みってお分かり!?」
噛みつくように尋ねてくるニャビーに一同は顔を見合わせた。
「とりあえず〜……オルガの特徴言っていこうよ〜!そしたらアランの好みも分かるでしょ〜?」
デンリュウの案に一同は頷いた。
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CrazyBook - 桜さん» 了解です!本編の途中の番外編で入れてみますね! (2017年3月23日 16時) (レス) id: 6ea05a5715 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - ポケモンを選ぶ時の、ニャビーsideを読んでみたいです。 (2017年3月22日 22時) (携帯から) (レス) id: cbd580bb22 (このIDを非表示/違反報告)
CrazyBook - メルディアナさん» 少し難しいかもしれません(汗)できる限り努力してみます! (2017年3月18日 12時) (レス) id: 6ea05a5715 (このIDを非表示/違反報告)
メルディアナ(プロフ) - オルガの新しい仲間に可能ならムウマージをいれてほしいです。 (2017年3月18日 11時) (レス) id: 3b894e4bc2 (このIDを非表示/違反報告)
CrazyBook - メルディアナさん» 確かにそのカップルもイチャイチャさせてあげられてないんですよね…アローラでデートでもさせてみますか!(笑) (2017年3月14日 21時) (レス) id: 6ea05a5715 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:CrazyBook | 作成日時:2017年3月3日 18時