のんびり少年 ページ21
「今日はもうポケモンセンターに帰ろっかな〜……」
オルガはアシマリの頭を撫でながら呟く。
「色々ありすぎて若干疲れたな……時差ボケも完全には治ってないし……!」
さすがのアランも軽く欠伸をした。
と、
「ちょっと待ってくれ!」
ククイが声をあげた。
「どうかされました?」
不思議そうに見上げるリーリエ。
「いや……何か忘れてる気がしてね……まあ、多分大丈夫だな!」
自己簡潔をし、満足げなククイを見てオルガは思わず苦笑いをした。
「じゃあまた明日……」
「あーッ!いたー!」
立ち去ろうとするアランの声を遮り、一人の少年が広場に走ってきた。
「なーなー!お兄さんかお姉さん、ポケモン勝負しよーよ!」
目を輝かせる少年にハラが歩み寄った。
「はっはっは!急ぐでない。名も名乗らずに勝負もあったものではないな」
「そっかー!」
頭の後ろに手を組み、少年は笑った。
「俺ねー、ハウ。島キングの孫!でねー、モクローがパートナーなんだー!お兄さんとお姉さんのアシマリとニャビーも格好いいなー!」
誉め言葉に慣れていないアシマリは顔を手で覆った。
「ありがとうハウ君!私はオルガ!よろしくね!」
「俺はアランだ。で、なんで俺らを探してたんだ……?」
あ!と言う風に目を見開くハウ。
「探してたのはねー、ポケモン勝負がしたかったのー!勝負が強いお兄さんとお姉さんが来るって聞いてて我慢できなかったんだー!」
ハウと同じくオルガの目も輝いた。
「ハウ、オルガが戦いたいらしいんだ。良いか?」
「うんー!」
頷いたハウはモンスターボールを取り出した。
「私……ポケモンさんが傷付く勝負はちょっと苦手ですが……応援しますね……!」
リーリエはグッと手を握り締めた。
「アローラでの初バトル!楽しめよ二人共!」
「孫の相手をお願いできますかな?がっぷり四つの勝負を期待しますな!」
両者に声援を送るククイの隣でハラも嬉しそうに頷く。
「オルガさん、相手してくれるー?」
「もちろん!負けないんだから!行ける、アシマリ?」
「しゃましゃまっ!」
確認を求めたハウに頷いたオルガ前に降り立ち、アシマリは自信げに鳴き声を出した。
ハウとオルガが先程の木の台の上で向き合う。
オルガの前ではアシマリが身構えている。
「では、ポケモン勝負始めませいッ!」
「よーし!楽しんじゃうもんねー!」
ハウは勢いよくボールを投げた。
85人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
CrazyBook - 桜さん» 了解です!本編の途中の番外編で入れてみますね! (2017年3月23日 16時) (レス) id: 6ea05a5715 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - ポケモンを選ぶ時の、ニャビーsideを読んでみたいです。 (2017年3月22日 22時) (携帯から) (レス) id: cbd580bb22 (このIDを非表示/違反報告)
CrazyBook - メルディアナさん» 少し難しいかもしれません(汗)できる限り努力してみます! (2017年3月18日 12時) (レス) id: 6ea05a5715 (このIDを非表示/違反報告)
メルディアナ(プロフ) - オルガの新しい仲間に可能ならムウマージをいれてほしいです。 (2017年3月18日 11時) (レス) id: 3b894e4bc2 (このIDを非表示/違反報告)
CrazyBook - メルディアナさん» 確かにそのカップルもイチャイチャさせてあげられてないんですよね…アローラでデートでもさせてみますか!(笑) (2017年3月14日 21時) (レス) id: 6ea05a5715 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:CrazyBook | 作成日時:2017年3月3日 18時