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ギシギシと不気味な音をたてる橋を慎重に進んでいく。

そんなオルガをアランは少女と共にジッと見ていた。

「……オニスズメさんに襲われて……でも私……怖くて……足がすくんでしまって……」

ふと喋り出した少女をアランがチラリと見るとほしぐもちゃんを助けに行くオルガを不安そうに眺めていた。

「大丈夫だ。オルガならきっと助けられる」

な?言う風にアランが小首をかしげると少女は驚いたようにオルガとアランを見比べた。









黙々と橋を進むオルガにオニスズメが気付き、襲いかかってくる。

「……ッ!」

かろうじてかわすもしつこくは襲ってくるオニスズメ。

「ピュ……」

ガタガタと震えるほしぐもちゃんを庇うようにオルガはその上へうずくまった。

「何もしないから見逃して……!」

必死に自身の頭を手で覆いながらオニスズメに訴えかけるも、興奮したオニスズメは聞く耳を持たない。

ついには技を出す体勢を取り、本格的にオルガを攻撃し始めた。

背中や腕をつつかれ続け、徐々にオルガの顔が痛みに歪んできた。

ほしぐもちゃんはその顔をゆっくりと見上げる。

「……!大丈夫、私が守るから……!」

その視線に気付いたオルガは安心させるように笑って見せた。

その直後、

一匹のオニスズメが高度を取り、オルガに急降下していく。

それを見たほしぐもちゃんは何を思ったかグッと力を溜めるように目を強く閉じた。

その瞬間ほしぐもちゃんは、白く目映い光に包まれた。

「っうわ!?」

オルガが驚くのもつかの間、

その光はオニスズメを追い払うと同時に壊れかけの橋を完全に破壊する。

「オルガ!!」

叫ぶアランにオルガは不安定ながらほしぐもちゃんを投げた。

アランがほしぐもちゃんを空中で捕まえたのを見て落ちていくオルガも叫ぶ。

「その子を助けて!」

アランがリザードンの入ったモンスターボールに手をかけるをも間に合わず、

オルガは橋の下を流れる川に叩きつけられた……

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設定タグ:SM , アラン , ポケモン   
作品ジャンル:恋愛
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CrazyBook - 桜さん» 了解です!本編の途中の番外編で入れてみますね! (2017年3月23日 16時) (レス) id: 6ea05a5715 (このIDを非表示/違反報告)
- ポケモンを選ぶ時の、ニャビーsideを読んでみたいです。 (2017年3月22日 22時) (携帯から) (レス) id: cbd580bb22 (このIDを非表示/違反報告)
CrazyBook - メルディアナさん» 少し難しいかもしれません(汗)できる限り努力してみます! (2017年3月18日 12時) (レス) id: 6ea05a5715 (このIDを非表示/違反報告)
メルディアナ(プロフ) - オルガの新しい仲間に可能ならムウマージをいれてほしいです。 (2017年3月18日 11時) (レス) id: 3b894e4bc2 (このIDを非表示/違反報告)
CrazyBook - メルディアナさん» 確かにそのカップルもイチャイチャさせてあげられてないんですよね…アローラでデートでもさせてみますか!(笑) (2017年3月14日 21時) (レス) id: 6ea05a5715 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:CrazyBook | 作成日時:2017年3月3日 18時

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