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episode24秋side ページ26

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 フルコンボ出来なかったと悔しがる早川に構わず、機械は2曲目の選択へ。
 早川は、緑な名前をした某グループのラブソングを選び、気持ちを切り替えスタンバイ。
 大嫌いな相手と、「大好きな君」なんて歌詞の出てくる曲を演奏するのも癪だが、この曲は好きなので構わずにやろうと思う。
 難易度は変わらず「むずかしい」と「おに」だ。

 さて、プレイ中なわけだが、早川の集中力がすごい。
 まるで命懸けの勝負のようだ。
 馬鹿みたいだな! なんて言ったら悪いのでそのような表現をさせていただく。
 小学生くらいのちびっ子が時折その真剣な姿に足を止めてバチさばきに見入っては去る。
 懐かしい、俺も上手い人の演奏にはよく立ち止まったものだ。

 結果は、早川の不可は1回だった。
 大したものだと思い、お世辞ではなく本心から褒めたが、軽くあしらわれてしまった、心外だ。


「あー! そうだ、プリクラ撮ろうよ!」
「えっ」


 プリクラ。
 つまり写真、記録に残るものだ。
 見ているうちに正体がバレる可能性を考えると、危険性が高い。
 ……いや、しかし最近のプリクラは詐欺プリと称されるほど本来と変わるらしいし、大丈夫か。
 俺はそのままOKして、プリクラを撮影。
 何もしていない時からそうだから当たり前なのだが、俺と早川は美男美女だった。
 こうして客観的に見ると、ただの女の子である。
 今のところ完璧だなと、小さく呟いた。

 その後、ゾンビを撃ちまくる、シンプルなゲームをプレイしたが、これがどうも苦手で、早川に大差をつけられて完敗。
 今度は俺が悔しがる番のようだ。

 次、次、とゲームを変えていく。
 分かったのは、俺が得意とするのは集中して行うメダルゲームだということ。

 メダルをちょうどいいタイミングで狙った場所へ落とし、後ろから出てくる台に押されて元からあったメダルが落下、落ちた分をゲット。
 どこに落とせば1番多く取れるだろうか、いつ落とせばちょうどよく押し出してもらえるだろうか……。
 数秒で判断し、無理なタイミングなら見切る。
 早川もびっくりの大儲けだった。

 しかし、全体的に見るとゲームの腕前は早川の方が上で、俺が勝てたのはそれくらい。
 悔しいものだ。

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綾音日和。@たこむし(プロフ) - 柚李さん» ありがとうございます! 更新頑張ります! (2017年2月21日 19時) (レス) id: 61bdcd300b (このIDを非表示/違反報告)
柚李(プロフ) - テストお疲れ様です! これからも更新頑張ってくださいね! 応援してます♪ (2017年2月21日 17時) (携帯から) (レス) id: 08c9ef1253 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:綾音日和。@たこむし | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/aromalight2/  
作成日時:2017年1月19日 21時

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