第五十四話 ページ5
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理事官に連れられて訪れたのは、大使館の地下の一室
やがて事務室に現れた壮年の男に、三人は見覚えが有った
「お前は……待合室で野球を見ていた……お前が米国の諜報員か？」
「所属IDは事務員の清掃員だがな」
諜報員は胸の名札をつまんで見せる
「で？爆弾捜しに忙しいお三方がこんな所に何の用だ、
「知っていたのか？」
「この国で起こる問題を収集するのが俺の仕事だ。まして異能組織が朝から大騒ぎともなれば、
地球の反対側にだって情報は届く。おたくらが大使館に来た時から監視してたのさ」
やはり、あの時の五月蠅い視線はこの諜報員のモノだったのか
「俺達は市街に爆弾を仕掛けた奴を捜して居る。
そちらの資料に無いか？本人曰く�狢斥曚�落下したかのような白光と消えぬ炎��
で百余名を殺したらしいが―――――」
「ああ……やっぱりか」
首を振る諜報員
Aは視線を諜報員の男から
「心当たりが有るのか？」
「消えぬ炎、そして白い白光と云えば、アルミ粉配合爆薬のアラムタだろう。奴のファイルだ」
調査員がAの見て居た
「ザキエル・アラムタ。日系人で、中東のテロ組織御用達の爆弾屋だ。
一年前から日本に入っていて、我々は奴を監視していた」
「日本の公安には知らせずにか？」
「事情があってね。我々の手で捕まえたかった」
資料を捲る。こんな爆弾が横浜の市街で爆発すれば、被害は百人どころでは無いだろう
アラムタが専門で使うのは、スラリー爆弾にアルミニウム粉末を組み合わせた車輛爆弾だ
「アラムタは今何処に居る」
「二日前から同僚の監視を撒いて行方知れずだ。何かしでかすと思っていた所だよ」
この諜報員から貰った資料のおかげで、敵の名前と素性が判った
それだけでも、私が爆弾の設置場所付近を割り出す事が可能になった
だが、この程度の情報ではちゃんとした場所までは判らない
私の予想が多分有っていれば、石油コンビナート付近の何処かだ
そうすれば貯蓄
Aがそう考えていると、話し終わった国木田に声を掛けられた
「おい、何をボケッとしているんだA。早く行くぞ」
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森ミク(プロフ) - ルムさん» わわっ、本当ですか…！嬉しいです、有難う御座います！ (2020年9月4日 19時) (
レス) id: c515606cc3 (このIDを非表示/違反報告)
ルム - 森ミクさんの作品愛読させてもらっています。全部 (2020年8月30日 18時) (レス) id: cfcfb7c0ae (このIDを非表示/違反報告)
森ミク(プロフ) - ルムさん» 有難う御座います。一日一話更新出来るように頑張りますねっ…！ (2020年8月26日 18時) (レス) id: c515606cc3 (このIDを非表示/違反報告)
ルム - 頑張ってください!!! (2020年8月26日 6時) (レス) id: cfcfb7c0ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：森ミク | 作成日時：2020年8月25日 19時
