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RM「ホソギ……お前、あんまりAと話したりしてないだろ」
JH「え！？ なんで！？ いつも練習終わりに話したりしてるじゃん！」
RM「いつもジミナと３人で、だろ。２人で話した事ある？」
JH「それは……ないな」
RM「だと思ったよ。ジョングクみたいに警戒してる感じでもなかったから、大丈夫だと思ってたけど……。実は意識してる？」
JH「はぁ？」
ナムジュンの言葉に、ホソクは眉を寄せる。
意識している、とは、Aを"女"として見ているということだろうか。
それなら、有り得ない。
なぜならホソクの好みは、長髪で、女っぽくて、色気のある人だからだ。
Aは挑発でも女っぽくもないし(中身が男だから当然だ)、色気はあるがホソクの求めるそれとは全然違う。
ダンサーとして関心は持って居るけど、女として意識しているつもりは全くない。
RM「Aは関われば関わるほど、本当に中身が男だと思わされる。
でもかと言って、やっぱりむさ苦しい男とは全然違う。
なんていうか、本当に不思議な魅力を持っていると思う」
そう語るナムジュンの顔は、男とも乙女とも言えない、敢えて言うならば神に出くわした民のよな表情をしていた。
JH「なに、それ……。ナムジュン、まさかAのこと」
RM「あぁ、好きだよ」
ナムジュンは目を細め、口角を上げ、さらりと言ってのけた。
JH「えぇ！？ それやばいよ！ いくらあいつが中身"男"だからって、一応は"女"なんだからさぁ！」
RM「だからホソギ。それだよ。俺が言いたいのは」
そう言ってナムジュンが突然真剣な顔をするものだから、ホソギは訳が分からず肩を竦める。
RM「俺はAを女とか男とか関係なく好きだと言ったんだ。
お前が、他のメンバーのかっこよさを認めて、メンバーとして好きだと言うようにね。
ホソギ、お前まだAのこと、どこかで"女"だと思ってるんじゃない？」
あまりに真理をついた意見が投げられ、ホソクは唖然とした。
こうして言われるまで、自覚すらしていなかったことだ。
どうやらAの体が"女"だという事実に、無意識ながら気を張っていたらしい。
ナムジュンの言う通り、Aと２人だけで話したことはない。
なぜなら少しだけ、躊躇してしまうからだ。
RM「まぁ、そうなるのも無理ないけど。
ただ、俺はあいつと２人で話してみて、あいつの事が少しだけ分かるようになったかな」
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作者名：グミカン | 作成日時：2019年10月14日 2時
