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JH「レン〜どこだよ〜」
JM「レン〜！ 出てこないと僕の腹筋顔に押し付けますよ〜？」
突然とんでもなく破廉恥な事を言い出すジミンに、ホソクはじとっとした視線を向ける。
JH「ジミナ……相手は"女"だぞ」
JM「もう、ホビヒョンまだそんな事言ってるんですか？ 最近のレンはどこからどう見ても男っぽくなったでしょ。それに、こう言えば流石に嫌がって出てくるんじゃないかと……」
――ドタドタッ、ウィーン……
突然、会社の一室の自動扉が開いた。
そこから慌てて出てきたのは……まさかのAだった。
JM「ほら、言ったでしょ。嫌がって出てくるって……」
「ジミナ！ 腹筋見せてくれるって、本当！？」
言って嬉々としてジミンに迫るA。
……まさかの展開に、ジミンはなぜか顔を赤らめて硬直している。
いやいや、お前さっき、どうこからどう見ても男っぽいって言ってなかったか？
お前は男に腹筋見せてって言われただけで、そんなに赤くなる奴だったか？
それにしても、これほど取り乱した様子のAを見るのは初めてだ。
いつも澄ました顔して(最近はいつも仏頂面だけど)、何が起きても平気そうに見えるAが……。
「ジミナ、いつも僕にだけ腹筋見せてくれなかったけど……ついに覚悟を決めたんだ！」
JM「いやいや待ってA……じゃない、レン！ 流石に僕だって"女の子"相手に……っ」
やはり、ジミンも心のどこかでまだ"女"が拭いきれてなかったらしい。
ホソクはそれにホッとする傍ら、ジミンの言葉を聞くなり顔を強張らせたAを不思議に思った。
「"女の子"……か」
先ほどまでの勢いはどこへやら、少しだけ苦しそうな表情をしてジミンから視線を逸らすA。
ジミンはしまったという顔で、ホソクを見る。
だが、こればっかりはどうしようもできない。
JH「レン、今までトレーニングルームで何してたんだ？」
それでも、ジミンの懇願するような瞳に見つめられれば、兄貴として放っておけない。
ホソクはAの意識を逸らすように、話題をすり替えた。
「あ、あぁ。最近、練習前にここでトレーニングしてるんだ」
JH「え？ 毎日？」
驚くホソクに、Aはどこか罰が悪そうに頷く。
どうりで最近、朝になるといつも宿舎で見かけなかったのか。
JH「なんでトレーニングなんてしてるんだ？」
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作者名：グミカン | 作成日時：2019年10月14日 2時
