産婦人科の天才ミン・ユンギ (ページ7)

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部活をしていていきなり倒れたときはビックリしたというよりは、自分に何が起こったか分からなかった。目が覚めたときには保健室だった。

保健の先生に“最近生理来てる？”って言われて、あれ？そう言えば…そんな感じだった。最初は。でも先生に“もしかしたら妊娠しているかもしてないから産婦人科に行ったほうがいいよ。”と言われて行った。一人で。

「妊娠してるね。あなた学生さんでしょ？」

……妊娠。

そこからの話はよく分からなかった。話を聞いているけど頭に入ってこない感じ。

そこからどうしようもなかった。お母さんに言いたかったけど言えなかった。それに、ただでさえ大変なのに言ったらお母さん壊れちゃうって思ったから。この子のお父さんになるシオンには唯一言った。シオンは“ごめんなさい”って。二回目に電話したときには“それ、俺の子じゃないだろ。別れよう。”って。それからシオンとは連絡がつかなくなった。

その時やっと私は分かった。“あぁそっか。私の味方は誰一人居ないんだ”って。

隠し通そうって思うけど、日に日にお腹は大きくなっていくし、何よりもう精神的にもうキツかった。

そんなときお母さんにばれた。ばれた瞬間私はやっと解放されるって思って涙が止まらなかった。子供見たいになきじゃくった。お母さんには怒られるって思ったけどお母さんは“気づいてあげられなくてごめんね。”って泣いていた。